ホーム > ニュース > 伊藤比呂美×ブレイディみかこ「動くこと、とどまること ~熊本とブライトンからの対話~」 〜『道行きや』(伊藤比呂美著)刊行記念イベント〜

イベント終了しました

伊藤比呂美×ブレイディみかこ
「動くこと、とどまること
~熊本とブライトンからの対話~」

伊藤比呂美×ブレイディみかこ「動くこと、とどまること ~熊本とブライトンからの対話~」 〜『道行きや』(伊藤比呂美著)刊行記念イベント〜

長年住んでいたカリフォルニアを離れ、熊本に帰ってきた伊藤比呂美さん。新作『道行きや』では、久しぶりに触れた日本語の世界での気づき、教鞭をとることになった早稲田大の学生とのやりとり、世界のあちこちにいる友人の話など、伊藤さんが滞在してきたさまざまな場所での日常が描かれています。
これまで、生き延びるためにとにかく動いてきたという伊藤さんですが、この春、緊急事態宣言で熊本から動けなくなりました。初めて体験する動けない日常とは、どのようなものだったか。そして、一変した自身の生活や周りの世界を、どう捉えたのでしょうか。

伊藤さんとお話しいただくゲストは、昨年福岡で行われた対談で盛り上がったブレイディみかこさん。イギリスのブライトンで“元・底辺中学校”に通う息子の成長を描いた『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が53万部もの大ヒットとなりました。ブレイディさんもまた、ロックダウンで動けなくなったブライトンの自宅で『道行きや』を読み、長く海外に住む自身の経験と合わせて共感されたといいます。

遠く離れた場所にいるお二人の生対談は、オンラインイベントならでは!の企画。ぜひ『道行きや』をお読みいただき、二人の対話をお聴きください。

開催日時 2020年7月3日(金)20:00~21:00
会場 新潮社 オンラインイベント
問い合わせ先 新潮社文化事業室
fax:03-3266-7185 E-mail:sokoinfo@shinchosha.co.jp
URL 詳細はこちらをご覧ください。
備考 ■チケット情報
(1)『道行きや』(1980円)+イベント参加チケット 2,700円
(2)『道行きや』(1980円)+『THIS IS JAPAN』(649円)+イベント参加チケット 3,300円
(3)イベント参加チケット 1,500円

※チケット購入時に、伊藤比呂美さんブレイディみかこさんへ聞きたいことを募集しています。ぜひお寄せください。なお、時間の都合上すべての質問にお答えできかねますこと、あらかじめご了承ください。
※書籍付きチケットをご購入いただいたお客様には、お申し込み確認後、順次郵送いたします。週末をはさむ場合多少お時間がかかりますことご了承ください。
※現在、海外への郵便事情が著しく悪いため、海外在住の方は、イベント参加のみのチケットをお買い求めください。申し訳ございませんが、本の郵送は日本国内に限らせていただきます。
※ご購入いただいたチケットは理由の如何を問わず、取替・変更・キャンセルはできません。

*こちらのイベントはZoomのウェビナー機能を使っての生配信になります。ご参加いただくには、インターネットに接続したパソコンやタブレット端末、スマートフォンが必要になります。Zoomによるオンライン配信については、上記URLのページからお読みください。

*お申し込みいただいた方には、passmarket-master@mail.yahoo.co.jp (配信専用アドレス)より、前日夕方までにイベントURLをお送りします。配信開始時刻になりましたらお入りください。また、そのURLを第三者と共有されることは固くお断りいたします。

著者紹介

伊藤比呂美イトウ・ヒロミ

1955(昭和30)年、東京生れ。詩人、小説家。1978年、詩集『草木の空』でデビュー。1980年代の女性詩ブームをリードする。また『良いおっぱい 悪いおっぱい』等、育児エッセイ分野も開拓した。1997(平成9)年に渡米後も、熊本の両親の遠距離介護と創作活動を続け、1999年『ラニーニャ』で野間文芸新人賞、2006年『河原荒草』で高見順賞、2007年『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、翌年に紫式部文学賞、2021(令和3)年『道行きや』で熊日文学賞を受賞。2015年に早稲田大学坪内逍遙大賞、2019年に種田山頭火賞、2020年にはスウェーデンのチカダ賞を受賞した。他の著書に『女の一生』『閉経記』『父の生きる』『新訳 説経節』『切腹考』『いつか死ぬ、それまで生きるわたしのお経』『伊藤ふきげん製作所 思春期をサバイバルする』など。

ブレイディみかこブレイディ・ミカコ

1965(昭和40)年福岡生れ。県立修猷館高校卒。音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996(平成8)年から英国ブライトン在住。ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。2017年『子どもたちの階級闘争』で新潮ドキュメント賞を、2019(令和元)年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』でYahoo!ニュース|本屋大賞2019年ノンフィクション本大賞を受賞。他の著書に『花の命はノー・フューチャー』『アナキズム・イン・ザ・UK』『ザ・レフト』『ヨーロッパ・コーリング』『いまモリッシーを聴くということ』『労働者階級の反乱』『ブレグジット狂騒曲』『女たちのテロル』『ワイルドサイドをほっつき歩け』『ブロークン・ブリテンに聞け』『女たちのポリティクス』などがある。