お知らせ
日本中がみんなほっこり、奇跡の実話、18万部突破!

カラテカ・矢部太郎さんの漫画『大家さんと僕』は10月末日に初版6000部で刊行されるとたちまちSNSで話題となって、翌日には重版が決定、その後も評判は広がるばかりで発売後ひと月半で18万部に達しました。
矢部さんが間借りしているのは新宿の外れにある2階建ての一軒家で、2階に矢部さん、1階に大家のおばあさんが住んでいます。引っ越した当初は、お茶に誘われたり、勝手に洗濯物を取り込まれたりという距離感に戸惑った矢部さんでしたが、「ごきげんよう」と挨拶し、タイプは「マッカーサー元帥」、明太子を伊勢丹までタクシーに乗って買いに行く少々浮世離れした大家さんにだんだん惹かれていきます。
矢部さんは、大家さんとのエピソードを芸人仲間に面白おかしく喋っていたのですが、ふと〈笑いだけではこぼれ落ちる情感〉に気づき、それを伝えたくなった、と言います。
そうして描き出されたのは、恋人でも親子でもなく、祖母と孫でもない、まさしく〈大家さんと僕〉としか呼びようのない唯一無二の関係です。
最近、矢部さんはある大コメディアンに「この本こそ喜劇なんだよ。哀しみと喜びが共存するのが喜劇なんだから」と激賞され、一方、大家さんはカズオ・イシグロにはまっているそうです。
矢部さんが間借りしているのは新宿の外れにある2階建ての一軒家で、2階に矢部さん、1階に大家のおばあさんが住んでいます。引っ越した当初は、お茶に誘われたり、勝手に洗濯物を取り込まれたりという距離感に戸惑った矢部さんでしたが、「ごきげんよう」と挨拶し、タイプは「マッカーサー元帥」、明太子を伊勢丹までタクシーに乗って買いに行く少々浮世離れした大家さんにだんだん惹かれていきます。
矢部さんは、大家さんとのエピソードを芸人仲間に面白おかしく喋っていたのですが、ふと〈笑いだけではこぼれ落ちる情感〉に気づき、それを伝えたくなった、と言います。
そうして描き出されたのは、恋人でも親子でもなく、祖母と孫でもない、まさしく〈大家さんと僕〉としか呼びようのない唯一無二の関係です。
最近、矢部さんはある大コメディアンに「この本こそ喜劇なんだよ。哀しみと喜びが共存するのが喜劇なんだから」と激賞され、一方、大家さんはカズオ・イシグロにはまっているそうです。
著者紹介
矢部太郎ヤベ・タロウ
1977(昭和52)年、東京生れ。芸人・漫画家。1997(平成9)年に「カラテカ」を結成。芸人としてだけでなく、舞台やドラマ、映画で俳優としても活躍している。2018(平成30)年、初めて描いた漫画『大家さんと僕』で手塚治虫文化賞短編賞を受賞。他の著書に『大家さんと僕 これから』『「大家さんと僕」と僕』(共著)『ぼくのお父さん』『楽屋のトナくん』『マンガ ぼけ日和』『プレゼントでできている』などがある。