@バンチ
『プリニウス』、「新潮」で連載再開! 創刊114年で、初のマンガ連載



同作品は、古代ローマを生きた博物学者・プリニウスの活躍とその時代を描く、歴史伝奇ロマンの決定版。すでにコミックス第1~7巻が発売中。迫真の画力で、名著『博物誌』にある森羅万象をはじめ、ローマやアレキサンドリアといった都市、大地震や大火事、大噴火などを描写。また、皇帝ネロやその愛人ポッパエア、哲学者セネカなど、実在の人物も登場します。これまで「新潮45」で連載を続けていましたが、同誌の休刊を受け、「新潮」にて連載を再開することとなりました。また今後は、「新潮」掲載後、一定の期間をおいて、WEBマンガサイト「くらげバンチ」でも各話を掲載していく予定です。

【作者のコメント】
――ヤマザキマリ

漫画家になるずっと以前、イタリアで画学生をしながら母親に時々送ってもらっていた文芸誌のひとつがこの「新潮」でした。絵と文章が、まだ自分の中では表現として繋がっていなかった頃のことです。若かった私はイタリアの文学者達に日本文学についての無知を指摘され、安部公房や三島由紀夫を始めとする様々な作家の書籍を日本から送ってもらっては、貪るように読みました。その時に受けた強烈な知的触発が、文章から画像を生み出していくという現在の私の漫画技法の礎となっています。 「新潮45」の休刊は唐突な顛末ではありましたが、これはこれで有り難いご縁だったと受け止め、プリニウスの連載当初に抱いていた思いどおり、文芸という領域でも捉えていただけるような漫画作品を描いていくことができれば本望です。

――とり・みき
まずは再開かなって嬉しい。いち早くお申し出をいただいた編集部と、休載の間ご心配とご支援のお言葉をいただいた読者の皆様に感謝致します。自分は文芸誌であれ情報誌であれマンガ誌であれ、極端にいえばずっと「場所を選ばず」仕事をしてきました。なので今回も気負わず淡々粛々とこれまで通り続きを描くのみですが、とはいえ「新潮」初のマンガ連載だそうで、何であっても通念を塗り替えて顰蹙を買うのは横紙破り冥利に尽きます(そんな冥利があるのか)。

【「新潮」編集長・矢野優のコメント】
文芸誌は文明誌でもありたい――『プリニウス』連載で114年越しの願いが実現して幸福です。

2018年11月22日   NEWS / お知らせ

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