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新年号の編集
「新潮」12月号
特別定価1000円
12月7日発売


 小社月刊誌のトップをきって新年号をお届けします。巻頭は恒例の新年短篇小説特集。石原慎太郎、吉村昭、曾野綾子、黒井千次、小川国夫、古井由吉、津島佑子、青野聰、辻原登ほか、名手・気鋭16人の作家の饗宴をお楽しみください。好評の水村美苗氏「本格小説」は、休載分を取り返し、一挙二二〇枚掲載をもって完結。特別随想は、田辺聖子、澤地久枝、中沢新一の三氏。
 21世紀が一年経過した時点から、一九九〇年代の文学と社会を振り返り、今後を展望するのが、集中討議「『平成文学』とは何か」。出席者は菅野昭正、川本三郎、三浦雅士氏。現代アメリカを代表する作家ドン・デリーロの「未来の廃墟で」三〇枚は、九月の惨劇をめぐる緊急特別エッセイ。
 他に今期萩原朔太郎賞詩人町田康氏の新作詩や、野口武彦氏の新連載「蜀山残雨」など。表紙、コラムもフレッシュ・アップしました。
(編集長・前田速夫)
■年間講読料一〇八〇〇円(12冊 税・発送費込)