「新潮」2月号
特別定価950円 1月7日発売 画家高島北海(嘉永三年~昭和六年)は、留学先のフランスでアール・ヌーヴォー運動にジャポニズムをもたらし、帰国後は日本画壇の指導者となる。四つの元号に及ぶ日本の近代を深く生きた傑物の軌跡を平成に生きる女性の視線で追う高樹のぶ子氏の連載小説「HOKKAI」が開始される。 小川洋子氏と台湾の李昂氏が「海」を共通テーマに競作し対話した。真摯なコラボレーションの果てに、ここでも近代の問題と無縁ではない創造的な〈差異〉が浮上した。 (編集長・矢野優)
■年間講読料一〇八〇〇円(12冊 税・発送費込) |