美は滅びの中にある。芥川文学の頂点をなす「地獄変」等、〈王朝もの〉の傑作短篇6編を収録。

地獄変・偸盗(新潮文庫)
407円(希望小売価格)
配信開始日:2024/07/12
- 電子書籍
- 文庫あり
“王朝もの”の第二集。芸術と道徳の相剋・矛盾という芥川のもっとも切実な問題を、「宇治拾遺物語」中の絵師良秀をモデルに追及し、古今襴にも似た典雅な色彩と線、迫力ある筆で描いた「地獄変」は、芥川の一代表作である。ほかに、羅生門に群がる盗賊の凄惨な世界に愛のさまざまな姿を浮彫りにした「偸盗」、斬新な構想で作者の懐疑的な人生観を語る「薮の中」など6編を収録する。(解説・吉田精一)
書誌情報
読み仮名 | ジゴクヘンチュウトウシンチョウブンコ |
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発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 407円 |
電子書籍 配信開始日 | 2024/07/12 |