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『電車をデザインする仕事―ななつ星、九州新幹線はこうして生まれた!―』刊行記念 水戸岡鋭治×櫻井寛「乗る人を幸せにする鉄道デザイン」

『電車をデザインする仕事—ななつ星、九州新幹線はこうして生まれた!—』の刊行を記念して水戸岡鋭治さん×櫻井寛さんのトークイベントを開催します。
水戸岡鋭治×櫻井寛(聞き手)「乗る人を幸せにする鉄道デザイン」 『電車をデザインする仕事—ななつ星、九州新幹線はこうして生まれた!—』(水戸岡鋭治著)刊行記念
7両編成にもかかわらず、客室はわずか14室、たった30人で満席になってしまう豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」。日本初のクルーズトレインは2013年10月の運行開始から今に至るまでいつも予約は満杯です。この魅力的な電車のデザインを手がけたのが水戸岡鋭治さん。その基本的なコンセプトは「最高レベルのものを提供し、お客様に圧倒的な感動を五感で味わってもらう」というものです。
その根底には、乗車時間がたとえ1分でも鉄道による移動はすべて「旅」であり、乗客にその体験を楽しんでもらうことが大切であるというデザイナーとしての思いがあります。このたび『電車をデザインする仕事―ななつ星、九州新幹線はこうして生まれた!―』(新潮文庫 11月1日刊)の刊行を記念し、絵が好きでイラストレーターの仕事に就いてから、デザイナーとして活躍するまで、どのような思いでデザインを続けてきたのかをふりかえります。
さらに800系新幹線「つばめ」、特急「ソニック」、「かもめ」、D&S列車の「特急 ゆふいんの森」、「特急 指宿のたまて箱」、「SL 人吉」、「JRKYUSHU SWEET TRAIN 或る列車」など、20年間以上手掛けてきた代表的な鉄道車両のデザイン・設計や、JR九州大分駅や商業施設クイーンズスクエア横浜など公共空間デザインなど、その着想と仕事術について、世界中の鉄道を乗りつぶし、「ななつ星 in 九州」や「JRKYUSHU SWEET TRAIN 或る列車」にも乗車経験のあるフォトジャーナリスト・櫻井寛さんを相手に語ります。
開催日時 | 2016年11月7日(月) 19:00〜20:30(受付開始18:30) |
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会場 | la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko 東京都新宿区矢来町67 (東京メトロ東西線神楽坂駅矢来口出てすぐ) |
問い合わせ先 | 新潮社ラカグ室 fax:03-3266-7185 E-mail:sokoinfo@shinchosha.co.jp |
URL | 詳細はこちらをご覧ください。 |
備考 | ■チケット:2,000円(自由席) ※トーク終了後、会場で『電車をデザインする仕事—ななつ星、九州新幹線はこうして生まれた!—』を買われた方へ向けて、水戸岡鋭治さんがサイン会を行います。お時間の都合上、サインはお1人さま1冊までとさせていただきますので、ご了承ください。 ※購入されたチケットは理由の如何を問わず、取替・変更・キャンセルはできません。ご了承ください。 ※開場は開演の30分前になります。 |
著者紹介
水戸岡鋭治ミトオカ・エイジ
1947(昭和22)年岡山県生れ。イラストレーター・デザイナー。1972年、東京にドーンデザイン研究所設立。1988年、「ホテル海の中道」(福岡)のデザインに参加、JR 九州・香椎線のリゾート列車(アクアエクスプレス)をデザイン。これをきっかけにJR 九州の車両、駅舎などを多数デザインし、菊池寛賞、毎日デザイン賞、日本鉄道賞、ブルネル賞など多くの賞を受賞した。現在、JR 九州デザイン顧問、両備グループデザイン顧問。
櫻井寛サクライ・カン
1954(昭和29)年、長野県生れ。鉄道員に憧れて昭和鉄道高校に入学したが、在学中から鉄道写真に魅せられ、写真家を目指して日本大学芸術学部写真学科に進む。卒業後、出版社写真部勤務を経て、1990(平成2)年にフォトジャーナリストとして独立。1993年、航空機を使わず、海路、陸路のみ88日間で世界一周を果たす。1994年には『鉄道世界夢紀行』で第19回交通図書賞を受賞。海外渡航回数185回以上、取材した国は83カ国を数える。著書に『オリエント急行の旅』『豪華寝台特急の旅』『日本列島鉄道の旅』『鉄道世界遺産』ほか多数。コミック『駅弁ひとり旅』(作画・はやせ淳)などの監修も務める。