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芸術新潮プレゼント【2】
「藤田嗣治 絵画と写真」(東京)のチケット

芸術新潮 2025年6月号
今月のプレゼント【2】

「藤田嗣治 絵画と写真」(東京)のチケットを5組10名様にプレゼント!

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ドラ・カルムス《藤田》 1927年 東京藝術大学蔵
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ドラ・カルムス《藤田》 1925~29年頃 東京藝術大学蔵
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藤田嗣治《市街 バスの前の人々》 1955年 東京藝術大学蔵
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藤田嗣治《子供2人》 1955年 東京藝術大学蔵

 画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ/1886~1968)の写真に焦点を当てた展覧会が、7月5日開幕の東京ステーションギャラリーを皮切りに全国を巡回する。

 写真は1839年に登場して以降、絵画の世界にもさまざまな影響を与えたが、フジタは単に画作の扶けとするだけでなく、写真そのものを愛好し、またメディア戦略として積極的にその力を用いた。おかっぱ頭にちょび髭を生やし、丸眼鏡をかけたポートレイトは絵に描かれ、また写真でも再生産されて人々の記憶に植え付けられていった。

 本展は、そんなセルフブランディングのプロセスを追う「絵画と写真につくられた画家」、絵画と写真の関係を明らかにする「写真がつくる絵画」、フジタ自身が撮影した優品を紹介する「画家がつくる写真」の3つの観点から、フジタと写真の関係を掘り下げる。

 中でも、フジタが撮影したスナップ写真は、過去最大級の規模で展示される。1930年代のモノクロ写真はブラジル、ボリビア、メキシコ、アメリカなど世界各地を撮影したもので、1950年代のカラー写真の舞台はヨーロッパ。かの木村伊兵衛は「あの人はえらく近眼だし、写真のことなんか知らないですよ。だけどもうまいんですね。」と評したという。「うまい」というのはおそらくその通りだとして、ではフジタは本当に写真を知らなかったのか? この展覧会はその真偽をあらためて問う機会にもなるだろう。

以下の応募フォームにてご応募下さい。
チケットの発送をもって当選者の発表に代えさせていただきます。

プレゼント番号【2】
藤田嗣治 絵画と写真

[会場]東京ステーションギャラリー(JR東京駅 丸の内北口改札前)
[会期]7月5日~8月31日
[休館日]月曜日(ただし7月21日、8月11日、8月25日は開館)、7月22日、8月12日
[開館時間]10:00~18:00(金~20:00)※入館は閉館の30分前まで
[当日料金]一般1,500円、大学生・高校生1,300円、中学生以下無料
[問合せ]03-3212-2485
[詳細] https://www.ejrcf.or.jp/gallery/
[応募締切]6月24日(火)

※展覧会の会期等は変更になる可能性があります。展覧会公式サイトで最新情報をご確認の上お出かけ下さい。

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