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菜の花、椿、朝顔、水仙 ──
ひと月ひと花のなげいれ指南24カ月
白洲正子が唯一認めた天才花人が、四季折々の「花の心」といけかたを、花鋏の使い方、器選びからやさしく教える花伝書24カ月。


二月 菜の花
菜の花を土器にいける川瀬さん。土器はどんな花にもあうので、初心者におすすめ。


◆毎月、季節にあった花をいける作品篇と、器選びから懇切丁寧に指南するレッスン篇からなる、はじめての本です。
◆雑誌未掲載の花も収録しています。
◆川瀬さんが持っている花の器の紹介や「花の器が買える店」リストも公開。
◆300点以上の美しい写真は、すべて写真家・野中昭夫氏の撮り下ろしです。
◆土門拳ほか有名カメラマンから直々に指名され、長年、美術写真印刷を手がけてきたプリンティング・ディレクター森紀久男氏による美しい印刷仕上がり。
◆豪華大判ハードカバー160頁、しかもオールカラー。




購入


川瀬敏郎さんご推薦の「花の器が買える店」リストで、真っ先に登場する「古道具・坂田」主人・坂田和實さんの著書『ひとりよがりのものさし』が小社より発売になりました。


川瀬敏郎(かわせ・としろう) 花人。1948年京都生れ。幼少より池坊の花道を学ぶ。日本大学芸術学部卒業後、パリ大学へ留学。演劇・映画を研究するかたわらヨーロッパ各地を巡る。1967年に帰国後は流派に属さず、いけばなの原型である「たてはな」と、千利休が大成した自由な花「なげいれ」をもとに、花によって「日本の肖像」を描くという、独自の創作活動をつづける。著書に『花会記』(淡交社)、『川瀬敏郎 私の花』(講談社)など。


五月の花
花=どくだみ、蛍袋、破れ傘、蛇苺
器=革袋(ペルー/20世紀)

六月 青桃
花=桃の実、松本仙翁
器=白磁破れ花入(黒田泰蔵作)

十月 枯蓮
花=枯蓮
器=パナリ壺 (18~19世紀)


三月 椿