長編小説15作品、短編集2冊の中から選ばれた、マイベスト作品は、いったい何か? ついに結果発表です! (多数の応募をありがとうございました。)
(投票期間:2015年7月13日~9月30日)
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白い巨塔〔一〕 山崎豊子 ![]() 癌の検査・手術、泥沼の教授選、誤診裁判などを綿密にとらえ、尊厳であるべき医学界に渦巻く人間の欲望と打算を迫真の筆に描く。 ![]() ISBN:978-4-10-110433-1 発売日:2002/11/20 ![]()
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沈まぬ太陽〔一〕―アフリカ篇〔上〕― 山崎豊子 ![]() 華やかな航空会社の裏側でうごめく企業社会の暗闘、異様な懲罰人事──中近東、アフリカを転々とする現代の「流刑の徒」の生き様を鮮烈に描く、衝撃の巨編! ![]() ISBN:978-4-10-322814-1 発売日:1999/06/24 ![]()
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山崎豊子全集 19 大地の子(一) 山崎豊子 ![]() 一九四五年八月、満洲の地に遺棄された子供たちがいた。慈悲深い養父に育てられた陸一心だったが、文化大革命の嵐にさらされ、辺境の労働改造所へ送られる……。戦争孤児の苦難の道のりを描く大作。 ![]() ISBN:978-4-10-644529-3 発売日:2005/07/08 ![]() ![]() |
新旧の名作(1969年と1999年。30年違い)が、予想通り、1位となった。どちらも、文庫にして全5巻と、文字通り大長編だが、やはり長い作品をしっかり読むというのが、山崎ファンということだろう。また近年、テレビ(2004年)、映画(2009年)でも、見応えのあるすばらしい作品が出来たことも、トップになった理由ではないだろうか。
3-5位は、戦争三部作がずらり並んだ。いずれも昭和史と戦争を描いた重厚な作品だが、恋愛有り、泣けるところ有りなので、未読の方は、是非、秋の夜長に、挑戦しては如何でしょう?
大阪船場ものでは、『花のれん』が、上位に。難波女のど根性は、やはり読んでいてすっきりさせられます。遺作『約束の海』が、7位に入ったのも、うれしいところ。本としては1冊だけだが、やはり山崎文学の中身の濃さと、読者から認知された証だろう。今後の映像化にも期待したい。
投票して下さった皆様、ありがとうございました。今後の読書(&DVD)計画に、どうぞお役立て下さい。