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「半沢直樹」だけじゃないっ!? 理不尽な現実と戦うヒーローはここにもいる!



「やられたら、やり返す! 倍返しだ!」

 池井戸潤原作のドラマ「半沢直樹」が大ヒット中!
 型破りのバンカー(銀行員)・半沢直樹が組織ぐるみの陰謀や上司による裏切りに立ち向かい、非道な奴らを窮地に陥れる姿にスカッとさせられる。

 バブル期以降、日本経済が減衰するにつれ職場環境も悪化の一途を辿り、中にはブラックと称される企業すら出てくる始末。閉塞的な職場に絶望感を抱く多くの会社員たちにとって、半沢直樹の「倍返し」は遠山の金さんの啖呵のように悪を裁き、我々の溜飲を下げる「決めゼリフ」になっているのではないでしょうか。

 今回は、半沢直樹が苦悩と葛藤の末に倍返しする姿に、心揺さぶられ、勇気を与えられた「半沢直樹」ファンにおすすめしたい、不屈の魂を持つヒーローを描いた小説をご紹介します。

 腐敗した組織や上司からの圧力に負けず、信念を貫き通し、権力に屈しなかった男たちは、半沢直樹だけじゃない! 力強く、勇ましい会社員のヒーローはここにもいる!



国税当局の横暴と闘い続け勝利した税理士の生涯!

国家権力は、かくも抗う者に牙を剥くのか!

権力は、抗う者には容赦なく牙を剥く──。税理士・飯塚毅は、中小企業のためにとった税務手法を否定され、当局を相手に訴訟を起こした。だが、横暴な大蔵キャリア官僚は、それを許しはしない。メンツのためだけに、飯塚の顧客へ理不尽な税務調査が行われ、さらに彼の事務所には検察の捜査までもが及んだ。それでも男は権力と闘いつづけるのか。生きる勇気を与える、実名経済小説。




不撓不屈〔上〕
高杉良/著

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不撓不屈〔下〕
高杉良/著

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人命をあずかる企業の非情、その不条理に不屈の闘いを挑んだ男

恩地元。この男の生き方があなたの魂を震わせる──国民的感動を呼んだベストセラー。

広大なアフリカのサバンナで、巨象に狙いをさだめ、猟銃を構える一人の男がいた。恩地元、日本を代表する企業・国民航空社員。エリートとして将来を嘱望されながら、中近東からアフリカへと、内規を無視した「流刑」に耐える日々は十年に及ぼうとしていた。人命をあずかる企業の非情、その不条理に不屈の闘いを挑んだ男の運命――。人間の真実を問う壮大なドラマが、いま幕を開ける!




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打ちのめされた左遷社員たちの復活劇!

新世代の経済小説ここに誕生! 現実を凌駕するビジネスモデルの圧倒的迫力。画期的物流システムの導入に自らを賭けた左遷社員たちの闘い。

組織というものを甘く見ていたのかも知れない……。抜群の営業成績を上げながら、スバル運輸の営業部次長・吉野公啓は左遷された。ピラニアと陰口される仕事ぶりが、社内に敵を作っていたのだ。だが、打ちのめされた吉野は、同じように挫折を味わっている男たちとともに、画期的な物流システムの実現に、自らの再生を賭ける。ビジネスの現場を抉り、経済小説に新次元を拓いた傑作。

●楡周平『再生巨流

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告発者は何を暴いたか。相棒はなぜ、裏切ったのか

仕事の責任とは? 現代社会を生き抜く者の矜持とは! 『ハゲタカ』『マグマ』を描いた著者の傑作社会派小説集。

確信犯的に期限切れ食材を使った菓子職人の胸中に迫る表題作、変人官僚が事業仕分け人と対決する「一俵の重み」。逆境を支えるのがプライドなら、人を狂わせるのもまたプライド。現代を生き抜くために、絶対に譲れないものは何か。社会問題の深層に潜む、現場の人々の一筋縄ではいかない思いに光を当て、深層心理まで描きこんだ極上フィクション六編と掌編「歴史的瞬間」を収録。

●真山仁『プライド

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保身に走る上層部、混乱する捜査本部。孤立無援の男・竜崎伸也の戦いが始まる

警察官僚(キャリア)は正義を貫けるか? 吉川英治文学新人賞受賞作。連続殺人、それは序章に過ぎなかった。

竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。その朴念仁ぶりに、周囲は〈変人〉という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身を捧げるべきだ。私はそれに従って生きているにすぎない、と。組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。警察小説の歴史を変えた、吉川英治文学新人賞受賞作。




隠蔽捜査
今野敏/著

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組織と世間の泥にまみれて立ち上がる人気シリーズ全七編

日本推理作家協会賞受賞(収録作「随監」)。「確かな手応えと重み。味わい深い、警察小説集」――誉田哲也氏推薦。本庁から左遷された若き警部は、復活を胸に誓った。

総監へのレクチャー中、部下の拳銃自殺を知った。柴崎令司は三十代ながら警部であり、警視庁総務部で係長を務めつつ、さらなる出世を望んでいた。だが不祥事の責任を負い、綾瀬署に左遷される。捜査経験のない彼の眼前に現れる様々な事件。泥にまみれながらも柴崎は本庁への復帰を虎視眈々と狙っていた。日本推理作家協会賞受賞作「随監」収録、あなたの胸を揺さぶる警察小説集。

●安東能明『撃てない警官

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【企業エンタテインメントの傑作】『激情次長―不正融資を食い止めろ―』江上剛

大洋栄和銀行の上杉健は、問題があると思えば上司や官僚であろうと容赦しない広報部次長だ。横領、派閥抗争、大蔵省接待、インサイダー取引。数々の苦難を持ち前の正義感で乗り越えてきた上杉に、未曾有の金融不祥事が立ちはだかる! 隠蔽を図る経営幹部たち。腐敗が極限にまで達した銀行の膿を出し切ることはできるのか? 企業エンタテインメントの傑作。『さらば銀行の光』改題。

●江上剛『激情次長―不正融資を食い止めろ―

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2013年09月20日   文庫セレクト
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