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福田和代さん/仁木さんの対談がフリーペーパーに!

ちょっとちょっと奥さん、耳寄り情報ですよ!
小社から『タワーリング』を刊行された福田和代さんが作っていらっしゃるフリーペーパー、「エンタメ探検部!」に仁木さんが登場しました。


しかもゴージャスなことに、福田さんとの対談!
フリーペーパーだから、つまりタダで手に入る!


「エンタメ探検部!」は現在、首都圏・名古屋・北海道など各地の一部書店さんに置いてあるそうです。詳しくはコチラをご覧いただければと思いますが、ちょっとだけご紹介いたしましょう。

この対談は、五月初旬のある晴れた夜、大阪の某居酒屋とショットバーをハシゴして行われました。参加者は、仁木英之さんと、なぜか「僕も横で聞きたい」と言って東京から飛んできてくれたPHP社の編集者Yさんと、福田和代です。


仁木「僕は大阪出身なんですけど、信州大学に進学して長野に行ったんです。そこから中国に留学したんです」
福田「なんで中国にふわあっと行かれたんですか」
仁木「就職するのがいやで、ニートになりたくて」
福田「ははあ、王弁くん(※)みたいですね」(※『僕僕先生』の主人公)
仁木「まさにそんな感じで。当時はゲームで遊んでばかりでした。福田さんはSEだったんでしょ」
福田「二年前までSEでしたよ」


(中略)


仁木「僕ね、ミステリは書いたことないんですよ」
福田「でも、『僕僕先生』の流れでいけば、ミステリもきっといけますよ」
仁木「よくそう言われるんですけど、書いたことないんですよ」
福田「なあに、誰か殺せばいいだけじゃないですか(ニヤリ)」
仁木「うわ、こわいわー(爆)」
Y「ラクス(※)の正体はミステリちっくですよ」(※『先生の隠しごと 僕僕先生』に登場する青年)
仁木「そう言ってくれる人もいますよね、言われて気づくんですけど」
福田「僕僕先生の正体も含めて、大きなミステリじゃないですか。一巻の頃は、まさかあんなふうに進むとは思わなかったけど」
仁木「それを言うならロボタン(※)でしょう。『マジか!』と思いました。あれこそミステリですよね。どうやって思いつくんですか」(※『タワーリング』に登場するロボット)
福田「六本木ヒルズに行って、モデルになったロボットを見せてもらって。こんなでかい掃除ロボットがあるのかと」
仁木「書き上がるのにどのくらいの時間がかかるんですか」
福田「ものによりますが、半年から一年ぐらいですかねえ。二〇〇八年に『TOKYO BLACKOUT』を書くために、六本木ヒルズに取材したんですね。もし東京で大停電が起きたらどうなるんですかと尋ねたら、ふだんから自家発電しているので大丈夫と聞いてびっくりしまして。次はここを舞台に書こうと思ったんですよ」


(以下、続く)


まだまだ続くんですけど、このへんで。
この対談、同じ月に新潮社から新刊が出て、しかも同じく関西在住ということで、お二人が意気投合して実現したのだそうです。
対談をまとめたのは、福田さんご自身。作家同士ならではのぶっちゃけトークが、面白いですよ~。


福田さんの『タワーリング』、どんでん返し系サスペンス好きには、たまらない面白さ。オススメです!(N))










福田和代/著
タワーリング




仁木英之/著
先生の隠しごと―僕僕先生―


2011年6月13日