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「第23回日本ファンタジーノベル大賞」特集記事に仁木さん登場
こんにちは。
昨日(11月24日)は第23回日本ファンタジーノベル大賞の授賞式でした。
今年の受賞者の勝山海百合さん(大賞『さざなみの国』)と日野俊太郎さん(優秀賞『吉田キグルマレナイト』)を始め、歴代受賞者もたくさんご来場。
パーティーの後は二次会でも盛り上がり、とても楽しい一日でした。




ご存じの方も多いとは思いますが、『僕僕先生』は第18回日本ファンタジーノベル大賞の大賞受賞作なのです。
仁木さんは昨日はご都合がつかず欠席でしたが、24日付の読売新聞朝刊に掲載された同賞特集記事にどどーんと登場。なんというか後光が射して見えるほど爽やかな写真(笑)とともに、談話を寄せていらっしゃいます。
同じ記事がネットにもアップされてますので、ぜひご一読を。
(「第24回日本ファンタジーノベル大賞作品募集 第18回大賞受賞、仁木英之さんに聞く」という記事タイトルで検索してみてください)

さて、今日の「まだ会ったことのない僕僕先生ともだちへ」は、宮崎県のピエニ・プーさんから。

『私が、僕僕先生と初めて出会ったのは、今年の春。時々顔を出す本屋さんの文庫コーナー。その日も、「な~にかないかな?」っと、棚を眺めていると……怪しくものんびりした呪文のようなものが?!「ぼくぼくぼく…ぼくぼくぼく……」と、聞こえてくるではないか。おお~。雲に乗った仙人。なんだか気の荒そうなたぬき(本を読み進むうちに、キュートな第狸奴クンだとわかりました)。中国茶が大好きなわたしは、竜や仙人にも心が騒ぐ。…と、いうわけで、中国茶のつまみに購入。
さっそく我が家で読み始めると、「え~、こんなヤツが主人公?」と、活をいれたくなるほどの王弁のだめだめぶり。しかし、おもしろい!僕僕先生はもちろん、出てくるキャラクターが、どれもユニークで愛おしいのだ。だめだめ王弁も、ほっとけないし、素直でいいヤツ。情けないけどかわいいのだ。ストーリーも大河の流れのごとく緩やかで泰然と豊かで、同時に怒涛の奇想天外。時空も軽々と越えていく。そして、すてきなのは、いつも読み終わった後、心にあたたかい何かが残る。同時に、ちょっとかなしい何かも。これは…!と、思った。お茶のつまみどころか、はまってしまう~。ぼくぼくぼく…。
次の日、「薄妃の恋」を一気読み。日を置かず「胡蝶の失くし物」。ますます、おもしろい。ただ、あせって失敗した。文庫を待ちきれず本屋に駆け込み、第5巻「先生の隠しごと」を、4巻より先に読んでしまった。5巻の僕僕先生…いつもとちがう?あれあれドキドキ読み進めば、なんと!だめだめ王弁くんの、しゃきっとした姿も登場。そして、私のお気に入り劉欣の圧倒的な存在感。彼には、絶対幸せになってほしい。…と、こうしてるより、4巻だ。本屋さんに急げ!読めばはまる、のおもしろさ。
…ところで、パソコンに初めて触ったのも、今年の5月。こんな楽しい僕僕コーナーがあるのも、昨日知りました。こんなに長い文章を打ったのも、初めて。ほんとうに届くのかしら・・・?吉良よ。おまえはすばらしい。
ペンネーム:ピエニ・プーより』

ピエニ・プーさん、お便りちゃんと届いてますよ。
『さびしい女神』の感想もいただいているのですが、また次の機会にしましょうか。

あと、僕僕先生シリーズのイラストコンテスト、まだまだ応募受付中ですよー。(N)


2011年11月25日