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ごんぎつね でんでんむしのかなしみ―新美南吉傑作選―

新美南吉/著

572円(税込)

発売日:2024/04/24

  • 文庫
  • 電子書籍あり

大人だから、沁みる。名作だから、感動する。29歳で夭逝した著者の心優しい童話集。

わずか29歳で夭逝した新美南吉は、美智子上皇后の胸に刻まれた「でんでんむしのかなしみ」や「手袋を買いに」など、多くの心優しい童話と詩を残した。不遇な幼年時代だったが18歳で「ごんぎつね」を発表。その後結核に苦しみながらも、創作の情熱は最期まで衰えなかった。生きることの淋しさを抱えつつ、それでも歩もうとする勇気を、繊細な感性で描いた傑作童話11編と数編の詩を収録した。

目次
ごんぎつね
でんでんむしのかなしみ
花のき村とぬすびとたち
きゅうすけ君の話
おじいさんのランプ
ろうさんと牛
朝は
貝殻

最後のきゅう弾き
手袋を買いに
花を埋める
小さい太郎の悲しみ

春風
疲レタ少年ノ旅
年譜

書誌情報

読み仮名 ゴンギツネデンデンムシノカナシミニイミナンキチケッサクセン
シリーズ名 新潮文庫
装幀 秋山花/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 224ページ
ISBN 978-4-10-105161-1
C-CODE 0193
整理番号 に-35-1
ジャンル 絵本・児童書
定価 572円
電子書籍 価格 572円
電子書籍 配信開始日 2024/04/24

著者プロフィール

新美南吉

ニイミ・ナンキチ

(1913-1943)1913(大正2)年、愛知県知多郡半田町(現・半田市)生れ。幼くして母を亡くし、継母を迎え、また養子に出されるなど、複雑で孤独な環境で育った。1932(昭和7)年、18歳の時、「ごん狐」が「赤い鳥』に掲載される。同年、東京外国語学校英語部文科に入学。巽聖歌との親交を深め、北原白秋、鈴木三重吉の知遇を得るが、21歳の年、初めて喀血し一時帰郷。卒業後、再び喀血。24歳で愛知県立安城高等女学校に就職したが、創作意欲は衰えず多くの童話や詩を書いた。主な作品に、「ごんぎつね」「手袋を買いに」「久助君の話」「最後の胡弓弾き」などがある。初の童話集『おじいさんのランプ』刊行後、29歳で没。

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