一握の砂・悲しき玩具―石川啄木歌集―
605円(税込)
発売日:1952/05/19
- 文庫
- 電子書籍あり
啄木の処女歌集であり「我を愛する歌」で始まる『一握の砂』は、甘い抒情にのった自己哀惜の歌を多く含み、第二歌集の『悲しき玩具』は、切迫した生活感情を、虚無的な暗さを伴って吐露したものを多く含む。貧困と孤独にあえぎながらも、文学への情熱を失わず、歌壇に新風を吹きこんだ啄木の代表作を、彼の最もよき理解者であり、同郷の友でもある金田一氏の編集によって収める。
目次
一握の砂
悲しき玩具
捨遺
悲しき玩具
捨遺
解説 金田一京助
啄木と歌 山本健吉
年譜
啄木と歌 山本健吉
年譜
書誌情報
読み仮名 | イチアクノスナカナシキガングイシカワタクボクカシュウ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 288ページ |
ISBN | 978-4-10-109303-1 |
C-CODE | 0192 |
整理番号 | い-10-3 |
ジャンル | 詩歌 |
定価 | 605円 |
電子書籍 価格 | 473円 |
電子書籍 配信開始日 | 2013/06/01 |
著者プロフィール
石川啄木
イシカワ・タクボク
(1886-1912)岩手県日戸村生れ。本名一。生後まもなく、父が渋民村宝徳寺住職となる。唯一の男子として両親の愛情を一身に受け、村人からは神童と騒がれ、気位高く育つ。盛岡中学在学時に「明星」に感銘、17歳の時、文学を志して上京するが、健康を害し帰郷。20歳で処女詩集『あこがれ』を出版、天才詩人の評判を得る。が、自分の才能と自負心と、両親妻子を養わねばならぬ貧困の現実とに引き裂かれ続け、肺結核で不遇の生涯を閉じた。歌集『一握の砂』、友人らの尽力で死後出版された『悲しき玩具』、詩集『呼子と口笛』等がある。
判型違い
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