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黒の様式

松本清張/著

737円(税込)

発売日:1973/09/27

  • 文庫
  • 電子書籍あり

松本清張 生誕100年記念復刊第一弾。毒が手繰り寄せた忌まわしい過去。姉の自殺の驚くべき真相とは――。

結婚して二年たらずで自殺した美しい姉。歳月がながれ高校生の母親となった妹が、思春期の息子の手に負えない行状から、姉の死の真相にたどりつく「歯止め」。小さな港町の家々に投げ込まれた奇怪なチラシ。二十年前に母親が義父に殺されたと告発する男が巻き起こす騒動の驚くべき顛末「犯罪広告」。“古拙の笑い(アーケイック・スマイル)”を浮かべた若い女の硬直した死体の謎「微笑の儀式」。傑作中編小説三編。

目次
歯止め
犯罪広告
微笑の儀式
 解説 中島河太郎/郷原 宏

書誌情報

読み仮名 クロノヨウシキ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 384ページ
ISBN 978-4-10-110927-5
C-CODE 0193
整理番号 ま-1-27
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 737円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2012/08/01

著者プロフィール

松本清張

マツモト・セイチョウ

(1909-1992)福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。

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