共犯者
825円(税込)
発売日:1980/05/27
- 文庫
- 電子書籍あり
あいつを消さねば――。完全犯罪をもくろんだ男のつまずきとは。スリリングな短篇10篇。
銀行を襲い、仲間と山わけにした金で商売をはじめた内堀彦介は、事業に成功した今、真相露顕の恐怖から5年前に別れた共犯者の監視を開始するが……。疑心暗鬼から自滅していく男を描く「共犯者」。妻の病気、借金、愛人とのもめごと、仕事の失敗――たび重なる欲求不満と緊張の連続が生み出す衝動的な殺意を捉えた「発作」。ほかに、「恐喝者」「愛と空白の共謀」など全10編を収める。
目次
共犯者
恐喝者
愛と空白の共謀
発作
青春の彷徨
点
潜在光景
剥製
典雅な姉弟
距離の女囚
恐喝者
愛と空白の共謀
発作
青春の彷徨
点
潜在光景
剥製
典雅な姉弟
距離の女囚
解説 権田萬治
書誌情報
読み仮名 | キョウハンシャ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 400ページ |
ISBN | 978-4-10-110946-6 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | ま-1-40 |
ジャンル | ミステリー・サスペンス・ハードボイルド、文学賞受賞作家 |
定価 | 825円 |
電子書籍 価格 | 660円 |
電子書籍 配信開始日 | 2012/08/01 |
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著者プロフィール
松本清張
マツモト・セイチョウ
(1909-1992)福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。
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