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天才画の女

松本清張/著

825円(税込)

発売日:1982/09/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

画壇に渦巻く策謀!! もてはやされる女流新人画家の作品に画商はある疑問を抱き始めた――。

銀座の一流画廊に画を売込みに来た女流新人画家降田良子。その斬新な手法と構成が有名なコレクターの眼にとまり、良子の作品展は画壇の注目をあつめる。しかし、彼女の風変りな制作態度に秘密を感じたライバル画廊の支配人小池は、真相を求めて良子の郷里福島へと向う。画商の商算と美術評論家の欺瞞が交錯する画壇に二重三重にはりめぐらされた策謀を暴くサスペンス長編。

書誌情報

読み仮名 テンサイガノオンナ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 384ページ
ISBN 978-4-10-110950-3
C-CODE 0193
整理番号 ま-1-44
ジャンル ミステリー・サスペンス・ハードボイルド、文学賞受賞作家
定価 825円
電子書籍 価格 616円
電子書籍 配信開始日 2008/05/01

著者プロフィール

松本清張

マツモト・セイチョウ

(1909-1992)福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。

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