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孤高の人〔上〕

新田次郎/著

935円(税込)

発売日:1973/03/01

  • 文庫
  • 電子書籍あり

【話題のコミック!】坂本眞一「孤高の人」原案。なぜ彼は単独で山に登るのか――。

昭和初期、ヒマラヤ征服の夢を秘め、限られた裕福な人々だけのものであった登山界に、社会人登山家としての道を開拓しながら日本アルプスの山々を、ひとり疾風のように踏破していった“単独行の加藤文太郎”。その強烈な意志と個性により、仕事においても独力で道を切り開き、高等小学校卒業の学歴で造船技師にまで昇格した加藤文太郎の、交錯する愛と孤独の青春を描く長編。

書誌情報

読み仮名 ココウノヒト1
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 512ページ
ISBN 978-4-10-112203-8
C-CODE 0193
整理番号 に-2-3
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 935円
電子書籍 価格 737円
電子書籍 配信開始日 2012/11/01

著者プロフィール

新田次郎

ニッタ・ジロウ

(1912-1980)1912(明治45)年、長野県上諏訪生れ。無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。1956(昭和31)年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、1974年『武田信玄』等で吉川英治文学賞を受ける。1980年、心筋梗塞で急逝。没後、その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。実際の出来事を下敷きに、我欲・偏執等人間の本質を深く掘り下げたドラマチックな作風で時代を超えて読み継がれている。

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