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風雲海南記

山本周五郎/著

979円(税込)

発売日:1992/02/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

威風堂々、市井の貴人、藩転覆の奸計に挑む! 戦後長く埋もれていた周五郎幻の大作!

四国西条藩主の家系でありながら双子の弟に生まれた英三郎は、七歳で浅草の寺に預けられる。英三郎は市井の浪人として成長するが、思いがけない偶然の重なりから、知らず知らずのうちに西条藩の御家騒動に巻き込まれる。その中で英三郎は己の出自を知り、騒動を操る藤巻右京と大老・酒井雅楽頭に闘いを挑んでゆく。戦時中に刊行され、戦後長く埋もれたままとなっていた幻の大作。

書誌情報

読み仮名 フウウンカイナンキ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 688ページ
ISBN 978-4-10-113457-4
C-CODE 0193
整理番号 や-2-56
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 979円
電子書籍 価格 902円
電子書籍 配信開始日 2012/07/01

著者プロフィール

山本周五郎

ヤマモト・シュウゴロウ

(1903-1967)山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。

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