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塩狩峠

三浦綾子/著

935円(税込)

発売日:1973/05/29

  • 文庫
  • 電子書籍あり

他人の犠牲になんてなりたかない、誰だってそうさ――そうだろうか、本当に?

結納のため、札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車は、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れて暴走し始めた。声もなく恐怖に怯える乗客。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた……。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らを犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、生きることの意味を問う長編小説。

書誌情報

読み仮名 シオカリトウゲ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 464ページ
ISBN 978-4-10-116201-0
C-CODE 0193
整理番号 み-8-1
ジャンル 文芸作品
定価 935円
電子書籍 価格 693円
電子書籍 配信開始日 2008/05/01

著者プロフィール

三浦綾子

ミウラ・アヤコ

(1922-1999)旭川生れ。17歳で小学校教員となったが、敗戦後に退職。間もなく肺結核と脊椎カリエスを併発して13年間の闘病生活。病床でキリスト教に目覚め、1952(昭和27)年受洗。1964年、朝日新聞の一千万円懸賞小説に『氷点』が入選、以後、旭川を拠点に作家活動。主な作品に『塩狩峠』『道ありき』『天北原野』『銃口』など。1998(平成10)年、旭川に三浦綾子記念文学館が開館。

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