千利休とその妻たち〔上〕
693円(税込)
発売日:1988/03/30
- 文庫
堺の豪商千宗易は茶の湯の達人として知られていた。その妻お稲は、武将の三好長慶の妹であることを誇り、茶道に打ち込む夫を軽蔑していた。そんなある日、宗易は名高い能楽師である畏友・宮王太夫の妻おりきに出逢い、激しく心を奪われてしまう。互いに想いを胸に秘めながら、二人は運命の嵐に翻弄されていく……。茶聖千利休とおりきとの波乱に満ちた半生を描く感動の歴史ロマン。
書誌情報
読み仮名 | センノリキュウトソノツマタチ1 |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 336ページ |
ISBN | 978-4-10-116218-8 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | み-8-18 |
ジャンル | 文芸作品、歴史・時代小説 |
定価 | 693円 |
著者プロフィール
三浦綾子
ミウラ・アヤコ
(1922-1999)旭川生れ。17歳で小学校教員となったが、敗戦後に退職。間もなく肺結核と脊椎カリエスを併発して13年間の闘病生活。病床でキリスト教に目覚め、1952(昭和27)年受洗。1964年、朝日新聞の一千万円懸賞小説に『氷点』が入選、以後、旭川を拠点に作家活動。主な作品に『塩狩峠』『道ありき』『天北原野』『銃口』など。1998(平成10)年、旭川に三浦綾子記念文学館が開館。
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