
姥ざかり
737円(税込)
発売日:1984/05/29
- 文庫
- 電子書籍あり
忙しくも楽しい老境の日々。こんなお婆さんにわたしもなりたい。歌子さん76歳、毎日が花ざかり。
娘ざかり、女ざかりを過ぎてもオンナには、輝く季節が待っている――何故シルバーシートは片隅にしかないのか、年寄りらしく生きよ、気がねをせよとは何ごとぞ、わび、さび、枯淡の境地などマッピラゴメン、若いもんに煙たがられようとも言いたい放題、やりたい放題、姥よ、今こそ遠慮なく生きよう! 胸をはり、誰はばかることなく己が道を行く76歳歌子サンの姥ざかり。
目次
姥ざかり
爺捨の月
姥日和
姥嵐
姥野球
姥処女
姥ごよみ
姥あきれ
姥スター
爺捨の月
姥日和
姥嵐
姥野球
姥処女
姥ごよみ
姥あきれ
姥スター
あとがき
解説 鴨居羊子
解説 鴨居羊子
書誌情報
読み仮名 | ウバザカリ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 320ページ |
ISBN | 978-4-10-117513-3 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | た-14-40 |
ジャンル | 文芸作品、文学賞受賞作家 |
定価 | 737円 |
電子書籍 価格 | 605円 |
電子書籍 配信開始日 | 2016/11/11 |
著者プロフィール
田辺聖子
タナベ・セイコ
(1928-2019)1928(昭和3)年、大阪生れ。樟蔭女専国文科卒業。1964年『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)』で芥川賞、1987年『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』で女流文学賞、1993(平成5)年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞を、1994年菊池寛賞を受賞。また1995年紫綬褒章、2008年文化勲章を受章。小説、エッセイの他に、古典の現代語訳ならびに古典案内の作品も多い。
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