
わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡―〔3〕
572円(税込)
発売日:2010/04/26
- 文庫
一人の官僚が去り、政治思想家が生まれた。誰よりも考え、誰よりも祖国を愛した――。『君主論』誕生の真相に迫る!
フィレンツェを追われたマキアヴェッリに残されたのは、友人や元同僚に宛てて手紙を綴り、外交官としての体験から得た考察を書き続けることだけだった。比類なき鋭く深い観察眼で移り行く時代を凝視し、大国の時代に翻弄される祖国の自由を強く求めたマキアヴェッリ。その彼が書き、考え、イタリア・ルネサンスの精神とともに果てるまでを、愛情と敬意を込めて描いた完結編。
目次
第三部 マキアヴェッリは、なにを考えたか
第十四章 『君主論』誕生(一五一三―一五一五)
第十五章 若き弟子たち(一五一六―一五二二)
第十六章 「歴史家、喜劇作家、悲劇作家」(一五一八―一五二五)
第十七章 「わが友」グイッチャルディーニ(一五二一―一五二五)
第十八章 「わが魂よりも、わが祖国を愛す」(一五二五―一五二六)
第十九章 ルネサンスの終焉(一五二七)
第十五章 若き弟子たち(一五一六―一五二二)
第十六章 「歴史家、喜劇作家、悲劇作家」(一五一八―一五二五)
第十七章 「わが友」グイッチャルディーニ(一五二一―一五二五)
第十八章 「わが魂よりも、わが祖国を愛す」(一五二五―一五二六)
第十九章 ルネサンスの終焉(一五二七)
図版出典一覧
解説 佐藤優
解説 佐藤優
書誌情報
読み仮名 | ワガトモマキアヴェッリフィレンツェソンボウ3 |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 272ページ |
ISBN | 978-4-10-118140-0 |
C-CODE | 0122 |
整理番号 | し-12-40 |
ジャンル | ノンフィクション、世界史 |
定価 | 572円 |
著者プロフィール
塩野七生
シオノ・ナナミ
1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006 年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008ー2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。2011年、「十字軍物語」シリーズ全4冊完結。2013年、『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』(上・下)を刊行。2017年、「ギリシア人の物語」シリーズ全3巻を完結させた。
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