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窮乏のなかでも、気高さを失わず、武家の矜持を貫き通した名もなき家臣たち。新発田藩の史実に基づく歴史小説集。

露の玉垣

乙川優三郎/著

565円(税込)

本の仕様

発売日:2010/07/01

読み仮名 ツユノタマガキ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-119225-3
C-CODE 0193
整理番号 お-61-5
ジャンル 歴史・時代小説、文学賞受賞作家
定価 565円

度重なる水害や飢饉に喘ぐ越後新発田藩。若き家老・溝口半兵衛は財政難に立ち向かう一方で、二百年に及ぶ家臣の記録を書きはじめる。後に世臣譜と題される列伝は細緻を極めて、故人の人間像にまで及ぶ。そこにあるのは身分を越えた貧苦との闘いであり、武家の葛藤であり、女たちの悲哀であり、希望である。すべて実在した人物を通して武家社会の実像を描く、全八編の連作歴史小説集。

著者プロフィール

乙川優三郎 オトカワ・ユウザブロウ

1953(昭和28)年、東京生れ。千葉県立国府台高校卒。1996(平成8)年にオール讀物新人賞、1997年に時代小説大賞、2001年に『五年の梅』で山本周五郎賞、2002年に『生きる』で直木賞、2004年に『武家用心集』で中山義秀文学賞を受賞。2012年に現代小説に転向、2013年に『脊梁山脈』で大佛次郎賞、2016年に『太陽は気を失う』で芸術選奨をそれぞれ受賞。他の著書に、『蔓の端々』『冬の標』『むこうだんばら亭』『露の玉垣』『闇の華たち』『麗しき花実』『ロゴスの市』『トワイライト・シャッフル』『二十五年後の読書』『この地上において私たちを満足させるもの』などがある。

目次

乙路
新しい命
きのう玉蔭
晩秋
静かな川
異人の家
宿敵
遠い松原
あとがき
解説 島内景二

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