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パンドラの鳥籠―毒草師―

高田崇史/著

693円(税込)

発売日:2015/09/29

  • 文庫

浦島太郎が連続殺人事件の鍵に? 毒草学の鬼才にして博覧強記、御名形史紋の名推理。

丹後半島で二年前、生薬学者が姿を消した。地域には三百歳の魔女が棲むといわれる洋館があり、首なし死体も発見されている。編集者・西田真規(まさき)は、薬学の鬼才にして唯我独尊博覧強記の毒草師・御名形史紋(みなかたしもん)、その助手の神凪百合(かんなぎゆり)と共に謎を追う。浦島太郎の「玉手箱」とギリシャ神話「パンドラの箱」がリンクする時、真相に繋がる一筋の道が現れる。知的スリルに満ちた歴史民俗ミステリ。

目次
 プロローグ
第一章 魔女の鳥籠(とりかご)
第二章 魔女の小宴(うたげ)
第三章 魔女の夜具(やぐ)
第四章 パンドラの鍵(かぎ)
第五章 パンドラの咎(とが)
第六章 パンドラの籠
 エピローグ
解説  西上心太

書誌情報

読み仮名 パンドラノトリカゴドクソウシ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 384ページ
ISBN 978-4-10-120071-2
C-CODE 0193
整理番号 た-117-1
ジャンル ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
定価 693円

著者プロフィール

高田崇史

タカダ・タカフミ

1958年東京生まれ。明治薬科大卒。1998年『QED 百人一首の呪』でメフィスト賞を受賞し、作家デビュー。QEDシリーズ、毒草師シリーズ、カンナシリーズなど著書多数。古代から近現代まで、該博な知識に裏付けられた歴史ミステリーを得意分野とする。近著に『卑弥呼の葬祭』、『源平の怨霊』、『采女の怨霊』、『QED 神鹿の棺』、『古事記異聞 陽昇る国、伊勢』、『江ノ島奇譚』などがある。

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