とにかくうちに帰ります
506円(税込)
発売日:2015/09/29
- 文庫
- 電子書籍あり
宮部みゆき、西加奈子、強力推薦! 働き、悩み、それでも歩く人々の思いをつめた小説集。
うちに帰りたい。切ないぐらいに、恋をするように、うちに帰りたい――。職場のおじさんに文房具を返してもらえない時。微妙な成績のフィギュアスケート選手を応援する時。そして、豪雨で交通手段を失った日、長い長い橋をわたって家に向かう時。それぞれの瞬間がはらむ悲哀と矜持、小さなぶつかり合いと結びつきを丹念に綴って、働き・悩み・歩き続ける人の共感を呼びさます六篇。
目次
職場の作法
ブラックボックス
ハラスメント、ネグレクト
ブラックホール
小規模なパンデミック
ハラスメント、ネグレクト
ブラックホール
小規模なパンデミック
バリローチェのフアン・カルロス・モリーナ
とにかくうちに帰ります
とにかくうちに帰ります
解説 西加奈子
書誌情報
読み仮名 | トニカクウチニカエリマス |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 208ページ |
ISBN | 978-4-10-120141-2 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | つ-34-1 |
ジャンル | 文芸作品、文学賞受賞作家 |
定価 | 506円 |
電子書籍 価格 | 506円 |
電子書籍 配信開始日 | 2016/03/18 |
どういう本?
一行に出会う
屋根は、すばらしい 。(本書165ぺージ)
著者プロフィール
津村記久子
ツムラ・キクコ
1978(昭和53)年大阪市生まれ。2005(平成17)年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。2008年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、2009年「ポトスライムの舟」で芥川賞、2011年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、2013年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2017年『浮遊霊ブラジル」で紫式部文学賞を受賞。他の作品に『アレグリアとは仕事はできない』『カソウスキの行方』『サキの忘れ物』『やりなおし世界文学』『水車小屋のネネ』など。
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