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ゆびさきたどり

花房観音/著

539円(税込)

発売日:2019/05/29

  • 文庫
  • 電子書籍あり

そのままもっと、奥まで触れて――。男も女もかき立てる、オリジナル欲情短編集。

十年ぶりに再会した昔の男。年下の彼が、年を重ねた私を「変わらない」と抱き寄せる。久々の体の重みと秘部を這う舌の感触に、疼(うず)きも潤みも蘇り──(「枯れ菊」)。「ネクタイ目隠し」「ストッキングで両手拘束」親友チルがSNS に綴る“運命の彼氏”との情事にカオルは驚く。それはカオルが彼に教えた前戯であり、まだ彼との関係も続いていた(「オンナの友情」)。艶やかに溢れ出す極上欲情短編集。

目次
桜の里
ボッちゃん
枯れ菊
オンナの友情
残月記
解説 門賀美央子

書誌情報

読み仮名 ユビサキタドリ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 池永康晟(「漣・沙月」より)/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
雑誌から生まれた本 小説新潮から生まれた本
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 256ページ
ISBN 978-4-10-120583-0
C-CODE 0193
整理番号 は-67-3
ジャンル 文学・評論
定価 539円
電子書籍 価格 539円
電子書籍 配信開始日 2019/11/29

著者プロフィール

花房観音

ハナブサ・カンノン

1971(昭和46)年、兵庫県生れ。京都女子大学文学部中退後、映画会社や旅行会社などの勤務を経て、2010(平成22)年に「花祀り」で団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。2024年8月現在も京都でバスガイドを務める。著書に『寂花の雫』『指人形』『偽りの森』『花びらめくり』『くちびる遊び』『ゆびさきたどり』『うかれ女島』『どうしてあんな女に私が』『果ての海』『京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男』『京に鬼の棲む里ありて』、円居挽との共著『恋墓まいり・きょうのはずれ』、中村淳彦との共著『ルポ池袋 アンダーワールド』、エッセイ『シニカケ日記』など多数。

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