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自省録―歴史法廷の被告として―

中曽根康弘/著

605円(税込)

発売日:2017/04/28

  • 文庫

首相たるもの、「権力の魔性」を自戒せよ。戦後の日本政治史を体現する元総理の「遺言」。

首相在職日数1806日。「戦後政治の総決算」を掲げて、国鉄の分割民営化など行政改革を成し遂げ、外交では日本の存在感を発揮し、長期政権を築いた中曽根康弘。海軍での体験、若き国会議員の頃、見聞を広めた雌伏時代、そして総理大臣へ。自らの来し方を振り返り、深い思索と人生経験に培われた政治哲学を語る。首相たるもの、権力の魔性を自戒せよ。戦後政治史を体現する元総理の「遺言」。

目次
文庫版刊行によせて
序章 総理大臣の資質
第一章 政治家が書き遺すことの意味
第二章 人物月旦 戦後日本の政治家たち
第三章 人物月旦(続) 海外の偉大な指導者たち
第四章 わが政権を回想する
第五章 これからの世界を読む
第六章 漂流国家、日本のゆくえ
あとがき
[特別収録]
ナショナリズムと政治の役割
国家を体現した「生涯一書生」 橋本五郎

書誌情報

読み仮名 ジセイロクレキシホウテイノヒコクトシテ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 田村邦男(新潮社写真部)/カバー写真、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 336ページ
ISBN 978-4-10-120781-0
C-CODE 0195
整理番号 な-97-1
ジャンル ノンフィクション
定価 605円

著者プロフィール

中曽根康弘

ナカソネ・ヤスヒロ

1918(大正7)年群馬県生れ。東京帝国大学法学部卒業後、内務省入省。海軍主計少佐、警視庁監察官等を経て、1947(昭和22)年衆議院議員に当選。1959年科学技術庁長官、1967年運輸大臣、1970年防衛庁長官、1972年通産大臣、1980年行政管理庁長官等を歴任し、1982(昭和57)年内閣総理大臣に就任。首相在職日数は1806日。著書に『青年の理想』『日本の主張』『新しい保守の論理』『中曽根康弘句集』『政治と人生』『天地有情』『自省録』『保守の遺言』他。公益財団法人世界平和研究所会長。

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