東亰異聞
825円(税込)
発売日:1999/04/26
- 文庫
こんなにも恐ろしく異形の者が、夜の中には潜んでいたのか――。帝都の夜闇に官能美漂わせる伝奇ミステリ。
帝都・東亰、その誕生から二十九年。夜が人のものであった時代は終わった。人を突き落とし全身火だるまで姿を消す火炎魔人。夜道で辻斬りの所業をはたらく闇御前。さらには人魂売りやら首遣いだの魑魅魍魎が跋扈する街・東亰。新聞記者の平河は、その奇怪な事件を追ううちに、鷹司公爵家のお家騒動に行き当たる……。人の心に巣くう闇を妖しく濃密に描いて、官能美漂わせる伝奇ミステリ。
書誌情報
読み仮名 | トウケイイブン |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 448ページ |
ISBN | 978-4-10-124022-0 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | お-37-2 |
ジャンル | 文芸作品、ミステリー・サスペンス・ハードボイルド |
定価 | 825円 |
著者プロフィール
小野不由美
オノ・フユミ
大分県中津市生れ。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍。「東亰異聞」が1993(平成5)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、話題を呼ぶ。2013年、『残穢』で山本周五郎賞受賞。著書に『魔性の子』『月の影 影の海』などの〈十二国記〉シリーズ、〈ゴーストハント〉シリーズ、『屍鬼』『黒祠の島』『鬼談百景』『営繕かるかや怪異譚』などがある。
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