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密謀〔上〕

藤沢周平/著

825円(税込)

発売日:1985/09/27

  • 文庫
  • 電子書籍あり

三成は、政治の要諦は謀略だと信じているらしかった――。知将・直江兼続の視点で描く関ケ原の深層。

織田から豊臣へと急旋回し、やがて天下分け目の“関ケ原”へと向かう戦国末期は、いたるところに策略と陥穽が口をあけて待ちかまえていた。謙信以来の精強を誇る東国の雄・上杉で主君景勝を支えるのは、二十代の若さだが、知謀の将として聞える直江兼続。本書は、兼続の慧眼と彼が擁する草(忍びの者)の暗躍を軸に、戦国の世の盛衰を活写した、興趣尽きない歴史・時代小説である。

書誌情報

読み仮名 ミツボウ1
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 432ページ
ISBN 978-4-10-124712-0
C-CODE 0193
整理番号 ふ-11-12
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 825円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2011/12/09

著者プロフィール

藤沢周平

フジサワ・シュウヘイ

(1927-1997)山形県生れ。山形師範卒業後、結核を発病。上京して五年間の闘病生活をおくる。1971(昭和46)年、「溟い海」でオール讀物新人賞を、1973年、「暗殺の年輪」で直木賞を受賞。時代小説作家として、武家もの、市井ものから、歴史小説、伝記小説まで幅広く活躍。『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』、『白き瓶』(吉川英治文学賞)、『市塵』(芸術選奨文部大臣賞)など、作品多数。

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