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あの胸が岬のように遠かった―河野裕子との青春―

永田和宏/著

825円(税込)

発売日:2024/10/29

  • 文庫
  • 電子書籍あり

二人のひとを愛してしまへり――。亡き妻が遺した手紙と日記に綴られた一途な愛の記録。

2010年、歌人河野裕子が乳がんのため亡くなった。夫で歌人の永田和宏は妻亡き後、二人の間で交わされた手紙300通と日記を発見する。そこにはもう一人の青年と永田との間で揺れ動く葛藤が綴られていた。〈ふたりの人を 愛していると そのために こんなに つらいと〉。熱く性急で相手に誠実であろうとした故に傷つけあった二人の時間。不器用な男性と一途に人を愛した女性の愛と青春の記録。

  • テレビ化
    あの胸が岬のように遠かった~河野裕子と生きた青春~(2022年3月放映)

書誌情報

読み仮名 アノムネガミサキノヨウニトオカッタカワノユウコトノセイシュン
シリーズ名 新潮文庫
雑誌から生まれた本 から生まれた本
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 400ページ
ISBN 978-4-10-126382-3
C-CODE 0195
整理番号 な-89-2
ジャンル 文芸作品、ノンフィクション
定価 825円
電子書籍 価格 825円
電子書籍 配信開始日 2024/10/29

著者プロフィール

永田和宏

ナガタ・カズヒロ

1947年滋賀県生まれ。歌人・細胞生物学者。京都大学理学部物理学科卒業。京大再生医科学研究所教授などを経て、2020年よりJT生命誌研究館館長。日本細胞生物学会元会長。京大名誉教授。京都産業大名誉教授。歌人として宮中歌会始詠進歌選者、朝日歌壇選者をつとめる。「塔」短歌会前主宰。読売文学賞、迢空賞など受賞多数。2009年、紫綬褒章受章。近著に『知の体力』『置行堀』(第十五歌集)。河野裕子と1972年に結婚。2010年、六十四歳で亡くなるまで三十八年間連れ添った。最後の日々を綴った著書に『歌に私は泣くだらう―妻・河野裕子 闘病の十年』。

判型違い(単行本)

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