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顔のない裸体たち

平野啓一郎/著

539円(税込)

発売日:2008/07/29

  • 文庫
  • 電子書籍あり

顰蹙の中でしか生きられない人々の愛と憎悪。もっと見て欲しい! もっと認めて欲しい!! さもなくば、何もかもをメチャクチャにしてしまいそうだから。

地方の中学教師・吉田希美子が出会い系サイトで知り合ったのは、陰気な独身公務員・片原盈だった。平凡な日常の裏側で、憎悪にも似た執拗な愛撫に身を委ねる彼女は、ある時、顔を消された自分の裸体が、投稿サイトに溢れているのを目にする。その時、二人は……。人格が漂流するネット空間を舞台に、顰蹙の中でしか生きられない男女の特異な性意識と暴力衝動に迫る衝撃作!

書誌情報

読み仮名 カオノナイラタイタチ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 208ページ
ISBN 978-4-10-129038-6
C-CODE 0193
整理番号 ひ-18-8
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 539円
電子書籍 価格 407円
電子書籍 配信開始日 2007/04/27

著者プロフィール

平野啓一郎

ヒラノ・ケイイチロウ

1975年、愛知県生れ、北九州市出身。小説家。京都大学法学部在学中の1998年、中世ヨーロッパを舞台にした「日蝕」によりデビュー。同作は翌年、第120回芥川賞を受賞した。『葬送』、『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『ドーン』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞)、『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞)、『ある男』(読売文学賞)など著書多数。20年以上にわたり書き継いできた論考を集大成した『三島由紀夫論』(2023年)は、小林秀雄賞を受賞している。

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