
決壊〔上〕
935円(税込)
発売日:2011/05/30
- 文庫
- 電子書籍あり
殺人者は電子の闇に沈む――。
地方都市で妻子と平凡な暮らしを送るサラリーマン沢野良介は、東京に住むエリート公務員の兄・崇と、自分の人生への違和感をネットの匿名日記に残していた。一方、いじめに苦しむ中学生・北崎友哉は、殺人の夢想を孤独に膨らませていた。ある日、良介は忽然と姿を消した。無関係だった二つの人生に、何かが起こっている。許されぬ罪を巡り息づまる物語が幕を開く。衝撃の長編小説。
目次
一 疑念
二 沢野崇の帰郷
三 秘密の行方
四 悪魔
五 決壊
二 沢野崇の帰郷
三 秘密の行方
四 悪魔
五 決壊
書誌情報
読み仮名 | ケッカイ1 |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 496ページ |
ISBN | 978-4-10-129041-6 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | ひ-18-11 |
ジャンル | 文芸作品、文学賞受賞作家 |
定価 | 935円 |
電子書籍 価格 | 693円 |
電子書籍 配信開始日 | 2011/09/16 |
著者プロフィール
平野啓一郎
ヒラノ・ケイイチロウ
1975年、愛知県生れ、北九州市出身。小説家。京都大学法学部在学中の1998年、中世ヨーロッパを舞台にした「日蝕」によりデビュー。同作は翌年、第120回芥川賞を受賞した。『葬送』、『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『ドーン』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞)、『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞)、『ある男』(読売文学賞)など著書多数。20年以上にわたり書き継いできた論考を集大成した『三島由紀夫論』(2023年)は、小林秀雄賞を受賞している。
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