ホーム > 書籍詳細:決壊〔下〕

決壊〔下〕

平野啓一郎/著

880円(税込)

発売日:2011/05/30

  • 文庫
  • 電子書籍あり

俺じゃない、俺はやってない!

戦慄のバラバラ殺人──汚れた言葉とともに全国で発見される沢野良介の四肢に、生きる者たちはあらゆる感情を奪われ立ちすくむ。悲劇はネットとマスコミ経由で人々に拡散し、一転兄の崇を被疑者にする。追い詰められる崇。そして、同時多発テロの爆音が東京を覆うなか、「悪魔」がその姿を現した! 2000年代日本の罪と赦しを問う、平野文学の集大成。芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。

  • 受賞
    第59回 芸術選奨文部科学大臣新人賞 文学
目次
五 決壊(承前)
六 「正体を見せろ、正体を!」
七 なぜだろう?
八 “permanent fatal errors”
解説 山城むつみ

書誌情報

読み仮名 ケッカイ2
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 528ページ
ISBN 978-4-10-129042-3
C-CODE 0193
整理番号 ひ-18-12
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 880円
電子書籍 価格 737円
電子書籍 配信開始日 2011/09/16

著者プロフィール

平野啓一郎

ヒラノ・ケイイチロウ

1975(昭和50)年、愛知県生れ。京都大学法学部卒。1999(平成11)年、大学在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により芥川賞を受賞。著書は小説作品として、『日蝕・一月物語』、『葬送』、『高瀬川』、『滴り落ちる時計たちの波紋』、『顔のない裸体たち』、『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『ドーン』(第19回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞)、『かたちだけの愛』、『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、『マチネの終わりに』(第2回渡辺淳一文学賞)、『ある男』(第70回読売文学賞)、『本心』などがある。評論、対談、エッセイとして、『文明の憂鬱』、『ディアローグ』、『モノローグ』、『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『「生命力」の行方 変わりゆく世界と分人主義』、『「カッコいい」とは何か』などがある。

平野啓一郎公式サイト (外部リンク)

関連書籍

判型違い(単行本)

この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。

感想を送る

新刊お知らせメール

平野啓一郎
登録
文芸作品
登録
文学賞受賞作家
登録

書籍の分類