
いつか王子駅で
506円(税込)
発売日:2006/08/29
- 文庫
路面電車走る下町の日常を情感込めて描く長編小説。闇に消えた、一両編成の黄色い逃げ馬。
背中に昇り龍を背負う印鑑職人の正吉さんと、偶然に知り合った時間給講師の私。大切な人に印鑑を届けるといったきり姿を消した正吉さんと、私が最後に言葉を交わした居酒屋には、土産のカステラの箱が置き忘れたままになっていた……。古書、童話、そして昭和の名馬たち。時のはざまに埋もれた愛すべき光景を回想しながら、路面電車の走る下町の生活を情感込めて描く長編小説。
書誌情報
| 読み仮名 | イツカオウジエキデ |
|---|---|
| シリーズ名 | 新潮文庫 |
| 発行形態 | 文庫 |
| 判型 | 新潮文庫 |
| 頁数 | 192ページ |
| ISBN | 978-4-10-129471-1 |
| C-CODE | 0193 |
| 整理番号 | ほ-16-1 |
| ジャンル | 文芸作品、文学賞受賞作家 |
| 定価 | 506円 |
著者プロフィール
堀江敏幸
ホリエ・トシユキ
1964年、岐阜県生まれ。『郊外へ』で作家デビュー『おぱらばん』で三島由紀夫賞、『熊の敷石』で芥川賞、「スタンス・ドット」で川端康成文学賞、『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞と木山捷平文学賞、『河岸忘日抄』及び『正弦曲線』で読売文学賞などの文学賞を、2026年には『二月のつぎに七月が』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。美術評論やエッセイにも定評があり、『定形外郵便』、『仰向けの言葉』、『回送電車』など著書多数。主な訳書にマルグリット・ユルスナール『なにが? 永遠が』ほかがある。
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