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定形外郵便

堀江敏幸/著

693円(税込)

発売日:2025/08/28

  • 文庫

芸術と、文学と、私たちは旅をする──。日常からすこしはみだした、定形外エッセイ。

日常にひそむ美は虚飾がなく唐突で、鮮やかな色を残す。パリの渋滞に巻き込まれた末に出会ったルネ・ロビエスの画集。ローランサンの《シャネル嬢の肖像》があしらわれた『悲しみよ こんにちは』に内包された一篇の詩。ふと立ち寄った展覧会でミロの夢想の深さに酩酊状態に陥り、約束を忘れてしまった学生時代の想い出。一匙のおかしみとともに浮かび上がる景色が愛おしい珠玉のエッセイ集。

書誌情報

読み仮名 テイケイガイユウビン
シリーズ名 新潮文庫
雑誌から生まれた本 芸術新潮から生まれた本
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 304ページ
ISBN 978-4-10-129479-7
C-CODE 0195
整理番号 ほ-16-8
ジャンル エッセー・随筆、ノンフィクション
定価 693円

著者プロフィール

堀江敏幸

ホリエ・トシユキ

1964(昭和39)年、岐阜県生れ。1999(平成11)年『おぱらばん』で三島由紀夫賞、2001年「熊の敷石」で芥川賞、2003年「スタンス・ドット」で川端康成文学賞、2004年同作収録の『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞、木山捷平文学賞、2006年『河岸忘日抄』、2010年『正弦曲線』で読売文学賞、2012年『なずな』で伊藤整文学賞、2016年『その姿の消し方』で野間文芸賞、ほか受賞多数。著書に、『郊外へ』『書かれる手』『いつか王子駅で』『めぐらし屋』『バン・マリーへの手紙』『アイロンと朝の詩人 回送電車III』『未見坂』『彼女のいる背表紙』『燃焼のための習作』『音の糸』『曇天記』ほか。

判型違い(単行本)

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