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天涯の船〔上〕

玉岡かおる/著

737円(税込)

発売日:2005/12/22

  • 文庫
  • 電子書籍あり

身代りの少女、囚われの子爵夫人(ヴィスカンテッセ)、数奇な運命に弄ばれる愛。留学船、米国体験、日欧近代史の黎明期に芽生えた大河恋愛小説。児玉清氏絶賛。

日本が近代化への道を急いでいた明治17年。下働きの少女ミサオは、米国への留学船で、姫君の身代わりに仕立てられていた。船酔いと折檻まがいのしつけの日々。が、ある夜ミサオは、運命の人・光次郎に出会う。上陸後、美しく成長したミサオは、青年光次郎と再会するが、皮肉にもオーストリアの子爵家の血を引くマックスに求婚され、二度と日本に戻らぬ決意で欧州へ嫁いで行く。

書誌情報

読み仮名 テンガイノフネ1
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 464ページ
ISBN 978-4-10-129615-9
C-CODE 0193
整理番号 た-51-5
ジャンル 文芸作品、歴史・時代小説
定価 737円
電子書籍 価格 737円
電子書籍 配信開始日 2017/03/24

著者プロフィール

玉岡かおる

タマオカ・カオル

1956(昭和31)年、兵庫県生れ。神戸女学院大学文学部卒。1987年、『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で神戸文学賞を受賞し、作家デビュー。2009(平成21)年、『お家さん』で織田作之助賞、2022(令和4)年、『帆神』で新田次郎文学賞、舟橋聖一文学賞を受賞。主な著書に、『蒼のなかに』『天涯の船』『タカラジェンヌの太平洋戦争』『銀のみち一条』『自分道』『負けんとき』『虹、つどうべし』『ひこばえに咲く』『天平の女帝 孝謙称徳』『花になるらん』『われ去りしとも美は朽ちず』『春いちばん』など。

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