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銀のみち一条〔下〕

玉岡かおる/著

737円(税込)

発売日:2011/08/30

  • 文庫
  • 電子書籍あり

恋に泣き夢破れても、この道は輝いている。名もなき人々の再生物語に涙する!

生野にも押し寄せる、近代化の荒波。落盤事故やストライキを乗り越えて新しい鉱山が動き出す。女たちの運命もまた然り。エリート技師の夫とすれ違う咲耶子、家族を養うため町の有力者に身請けされた芳野、父の遺言で嫁入りが決まった志真。恋に泣き、夢破れてもなお続きゆく人生。苦しい過去を背負いながら、やがて再生の未来へとつながるそれぞれの銀の道とは──感涙必至の大長編。

目次
第七章 門出
第八章 日陰躑躅
第九章 月に思う
第十章 野分
第十一章 直利
第十二章 この道
解説 吉田伸子

書誌情報

読み仮名 ギンノミチイチジョウ2
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 448ページ
ISBN 978-4-10-129620-3
C-CODE 0193
整理番号 た-51-10
ジャンル 歴史・時代小説
定価 737円
電子書籍 価格 737円
電子書籍 配信開始日 2016/09/30

著者プロフィール

玉岡かおる

タマオカ・カオル

1956(昭和31)年、兵庫県生れ。神戸女学院大学文学部卒。1987(昭和62)年、『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で神戸文学賞を受賞し、作家デビュー。2009(平成21)年、『お家さん』で織田作之助賞受賞。2022(令和4)年、『帆神 北前船を馳せた男・工楽松右衛門』で新田次郎文学賞、舟橋聖一文学賞受賞。主な著書に『銀のみち一条』『負けんとき ヴォーリズ満喜子の種まく日々』『天平の女帝 孝謙称徳』『花になるらん 明治おんな繁盛記』『春いちばん 賀川豊彦の妻ハルのはるかな旅路』など。

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