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日本人はどう死ぬべきか?

養老孟司/著 、隈研吾/著

605円(税込)

発売日:2022/05/01

書誌情報

読み仮名 ニホンジンハドウシヌベキカ
装幀 青木登(新潮社写真部)旧小林秀雄邸にて/カバー写真、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-130844-9
C-CODE 0195
整理番号 よ-24-14
ジャンル 文学・評論
定価 605円

人間はいつか必ず死ぬ――。死とどう向き合うべきか、知の巨人達が縦横無尽に語り合う!

日本人の平均寿命は延び続けており80歳を超えた。だが、どんなに寿命が長くなっても、人間には必ず死が訪れる――。自分の死と他人の死は何が違うのか。親しい人の死にどのように向き合っていけばよいのか。定年後の生き方、理想の最期、葬儀、墓、時代を超え残っていく建築など、知の巨人二人が死について縦横無尽に語り合う。文庫化に際して特別対談「これからの日本人の死生観」を増補。

目次
第一章 自分は死んでも困らない
笑って死んでいった父
「二人称の死」をどう乗り越えるか
イマジネーションのないやぶ医者
第二章 年を取った男はさすらうべきだ
年寄りのいない田舎がフロンティア
日本人の50%は本音とは逆のことを言う
ロンドンで知った日本人の甘さ
親しい人の遺体は解剖できない
心臓を別に分けて埋葬するハプスブルク家
「ごみ置き場」のようなお墓を作る
自宅で葬式をしない日本人
「命は自分のもの」という思い込み
葬儀場のショッピングモール化
飛行機墜落死は怖いか
「死」と「定年」の恐怖
日本で一番自殺するのは中年男性
仕事に本気にならない距離感
第三章 『方丈記』から考える
プラスチックと磁石で作った仮の住まい
マケドニアにある「タンゲケンゾウ」という名のバー
江戸時代に脳化社会が始まった
「ともあろうものが」という言葉
日本人は“建築ドリーム民族”
第四章 時間を超越する歌舞伎座
高層ビルとセットになった新しい歌舞伎座
地下鉄の駅が劇場と直結でない理由
赤でないと歌舞伎座じゃない
福地桜痴の先見の明
「屋根の建築」の持つ象徴性
第五章 日本人とキリスト教的死生観
平らでない土地に建てる
建築は超アバウトな世界
脳も都市もバーチャルリアリティ
質実剛健で軍隊式の教育
キリスト教的価値観との折り合い
「お前らは必ず死ぬ」
死に方を考えるのはくだらない
第六章 人が死んだ後も残る「舞台」が都市に必要だ
「空き家問題」で突き付けられたメッセージ
復興のために建築家ができること
鉄道は「時間」を引き受ける仕事
建築は死を超える
「舞台」があれば死は怖くない
第七章 これからの日本人の死生観
新型コロナで巨大化した三人称の死
箱に押し込められ、縛られてきた日本人
今こそ参勤交代の実現を
高温多湿の日本で、感染症を防いできた都市と住居
超高層だらけの日本の都市
自然と共存する、これからの日本の都市と暮らし

著者プロフィール

養老孟司

ヨウロウ・タケシ

1937(昭和12)年、鎌倉生れ。解剖学者。東京大学医学部卒。東京大学名誉教授。1989(平成元)年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。新潮新書『バカの壁』は大ヒットし2003年のベストセラー第1位、また新語・流行語大賞、毎日出版文化賞特別賞を受賞した。『唯脳論』『かけがえのないもの』『手入れという思想』『バカの壁のそのまた向こう』『ヒトの壁』など著書多数。

隈研吾

クマ・ケンゴ

1954(昭和29)年、横浜生れ。建築家。1979年東京大学大学院建築学科修了。コロンビア大学客員研究員、慶應義塾大学教授を経て、2009(平成21)年より東京大学教授。主な作品は「森舞台/登米町伝統芸能伝承館」「サントリー美術館」「根津美術館」「la kagu」など国内外に多数。『10宅論』『負ける建築』『ひとの住処 1964-2020』など著書多数。

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