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黒い報告書 肉体の悪魔

「週刊新潮」編集部/編

605円(税込)

発売日:2020/01/29

  • 文庫

色と金に堕ちていく男女の事件。累計35万部突破の「週刊新潮」の人気連載アンソロジー。

肉体に潜んだ悪魔の声に突き動かされるかのように、欲に狂い、情に惑い、転落していく男と女――。恋人の甘い言葉に騙されて風俗に堕ちた女子大生の残酷。ナンパ塾に学ぶ男が美女相手に仕組んだ淫猥な悪だくみ。奔放な婦警はヤクザとの房事で機密を漏らす。齢を重ねてもなお性愛を諦めない老人たちの三角関係……実際に起きた事件をエロティックに読み物化した「週刊新潮」の名物連載傑作選。

目次
「黒い報告書」とは
岩井志麻子 家出娘の「米粒」にたかった俵振るいの“秋茄子母子”
深笛義也 士気に関わる「赤鬼」が“ヒヨちゃん”に惚れて
杉山隆男 「冥途の土産」に興奮したビキニ好きの“困ったジジイ”
桐生典子 「ヘリコプター」が墜落したお嬢さん育ちの“時短婚活”
蜂谷涼 「白い悪魔」を退治した田舎男の“いじりこんにゃく”
牧村僚 「録音」を鼻で笑われたルームの“落第塾生”
蓮見圭一 “好き者婦警”が沈んだ「ヤス」のインプラント
睦月影郎 「無味無臭」に失望した童貞が求めた“ナマの匂い”
花房観音 魔法にかかった女子大生が身につけた“技術”
久間十義 「ママタレ」が奏で損ねたコントラバスとバイオリン
内藤みか 「地道な女」が損切りされたみずみずしい快感の“残高”
増田晶文 「天狗」が許せなかったお多福の“ちょっかい”
勝目梓 「トロ火」で煮込まれて鬼が目覚めた“三角やもめ”

書誌情報

読み仮名 クロイホウコクショニクタイノアクマ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 アフロ/カバー写真、新潮社装幀室/デザイン
雑誌から生まれた本 週刊新潮から生まれた本
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 256ページ
ISBN 978-4-10-131012-1
C-CODE 0195
整理番号 し-62-9
ジャンル 文学・評論
定価 605円

著者プロフィール

「週刊新潮」編集部

シュウカンシンチョウヘンシュウブ

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