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「脳」は幸せの鍵を握っている! 恋愛、仕事、アルコールetc.「脳」のしくみを知れば知るほど毎日がきっと楽しくなる!

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?―

池谷裕二/著

724円(税込)

本の仕様

発売日:2010/06/01

読み仮名 ノウハナニカトイイワケスルヒトハシアワセニナルヨウニデキテイタ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-132921-5
C-CODE 0195
整理番号 い-101-2
ジャンル 心理学
定価 724円

ピアニストやスポーツ選手は、優れた遺伝子を持っているだけでは「一流」にはなれない。目標を達成するためには、脳に「やる気」を起こさせるのが鍵。また、脳には過去の決断に対して、後悔しないよう正当化する機能がある。仕事や恋愛など、身近な場面でも活かされるこの能力こそが人を幸せにするのだ。知るほどに魅力に溢れている脳を、「海馬」の研究者が説く、脳科学最前線。

著者プロフィール

池谷裕二 イケガヤ・ユウジ

1970(昭和45)年、静岡県藤枝市生れ。1998(平成10)年、東京大学・大学院薬学系研究科で薬学博士号取得。2002年から約2年半のコロンビア大学・客員研究員を経て、2018年1月現在、東京大学・大学院薬学系研究科・教授。東京大学・大学院総合文化研究科・連携准教授。著書に『記憶力を強くする』『進化しすぎた脳』『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』『単純な脳、複雑な「私」』『脳はなにかと言い訳する』『受験脳の作り方』などがあり、共著は『海馬』『ゆらぐ脳』『のうだま』『脳はこんなに悩ましい』。その他、翻訳・監修など多数。

目次

はじめに
(1)脳はなにかと記憶する
「海馬」はどれほど凄いか
「海馬」がこんなに注目される理由/記憶を脳に「刻み込む」ために必要な場所/海馬を鍛えれば記憶力は上がるか
(2)脳はなにかと疲れを溜める
記憶とストレスの意外な関係
「ストレス」と「ストレッサー」の根本的な違い/「海馬」は、「記憶」だけでなく「ストレス」も担当
(3)脳はなにかと思い込む
虹はほんとうに七色か?
脳が最初から情報をゆがめる理由/自分の家がいちばん大きく描かれた日本地図/人が思い込みをする理由/小さく、シワもないネズミの脳/快楽よりも恐怖や不安を強く感じるのは、なぜか
(4)脳はなにかとやる気になる
モチベーションはどうやって高める?
バイオリニストの「指」の脳領域/脳は体がなければ無知である/「作業興奮」のススメ/脳の「報酬系」を喜ばせる/「私にはこの人しかいない」このとき脳では何が!?/ドーパミンの「盲目的」パワーが生み出す原動力
(5)脳はなにかと理性を失う
アルコールでストレスは解消できるのか
「あなたはいつでもストレスから逃げられる」/重要なのはストレス解消ではなく、解消する方法を持っていること/アルコールではダメだった!/脳は地下鉄と似た「非効率な構造」/アルコールは「大脳皮質=理性」を抑制していた!
(6)脳はなにかとド忘れする
それは「歳」のせいではなかった!
「ド忘れ」はほんとうに忘れているわけではない/思い出す、という脳作業の不思議/「似た状況をつくる」――ド忘れ解決法/「健忘症」は記憶を呼び出せないだけ
(7)脳はなにかと言い訳する
脳に言い訳させる“変化盲”って何?
いつのまにか機能している「自己維持」本能/融通のきく記憶、きかない記憶
(8)脳はなにかと熱中する
脳の出来、不出来を決定づけるものとは
記憶力のよしあしを決める「七つの遺伝子」/「絶対音感」も遺伝子が決めている?/求む! 「熱中遺伝子」
(9)脳はなにかと錯覚する
ヒトも動物も、なぜか“赤”が勝負強い
人間の目が感じられるのは「赤」「緑」「青」だけ/動物が見る色/柔道着は「白」より「青」のほうが勝てる!?/クジャクの羽根はどうやって彩られるのか
(10)脳はなにかと期待する
当たらないのに「宝くじ」を買ってしまう理由
なぜ「一〇〇〇円」ではなく「九八〇円」なのか?/ボールの落下点を予測できる物理的〈カン〉の凄さ
(11)脳はなにかとウソをつく
その〈選択〉に根拠はなかった!
相手の仕草を見て反応する「ミラーニューロン」/人間に賦与されたもう一つ別の遺伝子/心が見えるのはいいことか/人間に〈自由意思〉はない!?/その〈選択〉は「ゆらぎ」が決めていた/あの人を好きになったほんとうの理由/「自由意思」はないけれど、「自由否定」はできる!/アイデアを生み出す秘訣も「ゆらぎ」にあり/「コンチキショー」を言うか言わないかの違い
(12)脳はなにかと体に頼る
脳の能力は一〇%しか発揮されていない?
人間の体をコントロールするには一〇%で事足りる/人間ほど「不利」な体を持った哺乳類はいない!?/テラノサウルスの「手」、人間の「手」
(13)脳はなにかとダジャレを言う
なぜ人間だけが笑うのか?
赤ちゃんはなぜ笑うのか/「自分は今申し分のない状態にいる」/赤ちゃんはなぜ左利きか/「右利き」の由来
(14)脳はなにかと夢を見る
「眠い」「眠くない」も遺伝子が握っていた
脳の中の一日のリズムは「二五時間周期」だった!/なぜ、「浅い眠り(レム睡眠)」のときに夢を見るのか/「金縛り」の謎解き/「九〇分の倍数」――睡眠時間のススメ/ナポレオンは「短眠型遺伝子」の持ち主だった!?
(15)脳はなにかと眠れない
「睡眠」は情報整理と記憶補強に最高の時間
記憶は寝ている間に「早送り再生」されていた/夢を見ていないとき、脳は何をしているのか/「目を閉じてリラックス」するだけで
(16)脳はなにかと“波”に乗る
アルファ波よりも重要な「脳波」とは
注意力が高まったとき「シータ波」が現われる/シータ波のリズムに乗る/二〇〇回「繰り返す」と記憶するウサギ/脳の性能をダメにする「当たり前」感覚/「慣れ」がなぜ脳に必要か/アルファ波を自由自在に出す方法/「状況」に応じて最適な脳の活動を生み出す
(17)脳はなにかとボケていく
DHA摂取でアルツハイマー病を防ぐ
アルツハイマー病とは/脳に「βアミロイド」が溜まってくると/「毒をもって毒を制す」近い将来の治療法/DHA、カレー、アスピリンに予防効果が!
(18)脳はなにかと冴えわたる
お腹が空けば記憶力が高まる
「言語野」が人間にしかない不思議/「旨味」「苦味」が人によって少しずつ違う理由/異なる感性を繋ぐ共通の言語
(19)脳はなにかと念押しする
ただ「復習」すればいいというものではなかった!
記憶は「覚えかけ」のとき不安定になる/記憶と「抗生物質」の奇妙な関係/思い出しさえしなければ、思い出せる?/「嫌な記憶」はアルコールで強化される!
(20)脳はなにかと不安がる
“不確実さ”が、脳の栄養源
悩まなければ、記憶力も低下する
(21)脳はなにかとうつになる
信じる意識が「痛み」を変える!?
「うつ病」は精神の弱さとは無関係/脳の“化学的”状態を変える「プラシーボ(偽薬)」/うつ病と「海馬」の知られざる関係!/「とりあえずたくさん作っておく」システム/「脳の細胞は増殖するようだ」/うつ病は、ある意味、賢さの表われ?
(22)脳はなにかと干渉する
「果報は寝て待て」を証明する
努力しないで記憶力を高めるには/数学はまとめて、英語は少しずつ勉強する、が効果的
(23)脳はなにかと依存する
ニコチンの好ましい脳内作用とは
遺伝子の違いで判断する「オーダーメイド医療」/「個性」を決める、もうひとつの因子/薬の副作用は飲む前に予測できる!?
(24)脳はなにかと満足できない
脳と“肥満”の密接な関係
「心疾患」と「脳疾患」の原因は一緒/美食生活は“緩慢なる自殺”/「記憶力を増強する薬」も認可される!?
(25)脳はなにかと曖昧になる
血圧も自律神経もコントロールできる!?
「コンピュータと脳」の境界線/「曖昧性」から生まれてくるもの/人間の脳とコンピュータの脳が融合するとき/心拍数を低下させる!? ヨガの達人
おわりに
参考文献一覧
初出一覧
解説 中村うさぎ

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