からくり民主主義
693円(税込)
発売日:2009/11/30
- 文庫
米軍基地問題、諫早湾干拓問題、若狭湾原発問題。民主の「民」ってだれヨ? 困った問題の根っこを見極めようと、悪戦苦闘してみました。
賛否入り乱れる基地問題! 「反対」で生計を立てている人もいて、ことはそう単純ではありません。民(みんな)が主役の民主主義は、でも実際に現地を訪れると、その「みんな」が意外と見つからないのです。「世論」、「国民感情」、「国民の声」の主は誰か? 米軍基地問題、諫早湾干拓問題、若狭湾原発問題──日本の様様な困った問題の根っこを見極めようと悪戦苦闘する、ヒデミネ式ルポ。
目次
序章 国民の声――クレームの愉しみ
第1章 親切部隊――小さな親切運動
第2章 自分で考える人びと――統一教会とマインドコントロール
第3章 忘れがたきふるさと――世界遺産観光
第4章 みんなのエコロジー――諫早湾干拓問題
第5章 ガリバーの王国――上九一色村オウム反対運動
第6章 反対の賛成なのだ――沖縄米軍基地問題
第7章 危険な日常――若狭湾原発銀座
第8章 アホの効用――横山ノック知事セクハラ事件
第9章 ぶら下がり天国――富士山青木ヶ原樹海探訪
第10章 平等なゲーム――車椅子バスケットボール
終章 からくり民主主義――あとがきに代えて
第1章 親切部隊――小さな親切運動
第2章 自分で考える人びと――統一教会とマインドコントロール
第3章 忘れがたきふるさと――世界遺産観光
第4章 みんなのエコロジー――諫早湾干拓問題
第5章 ガリバーの王国――上九一色村オウム反対運動
第6章 反対の賛成なのだ――沖縄米軍基地問題
第7章 危険な日常――若狭湾原発銀座
第8章 アホの効用――横山ノック知事セクハラ事件
第9章 ぶら下がり天国――富士山青木ヶ原樹海探訪
第10章 平等なゲーム――車椅子バスケットボール
終章 からくり民主主義――あとがきに代えて
参考・引用文献
解説 村上春樹
解説 村上春樹
書誌情報
読み仮名 | カラクリミンシュシュギ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 368ページ |
ISBN | 978-4-10-133554-4 |
C-CODE | 0136 |
整理番号 | た-86-4 |
ジャンル | 政治、ノンフィクション |
定価 | 693円 |
著者プロフィール
高橋秀実
タカハシ・ヒデミネ
1961年横浜市生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒業。テレビ番組制作会社を経て、ノンフィクション作家に。『ご先祖様はどちら様』で第10回小林秀雄賞、『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』で第23回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。他の著書に『TOKYO外国人裁判』『素晴らしきラジオ体操』『からくり民主主義』『はい、泳げません』『趣味は何ですか?』『男は邪魔!』『不明解日本語辞典』『パワースポットはここですね』『定年入門 イキイキしなくちゃダメですか』『道徳教室 いい人じゃなきゃダメですか』など。
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