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ぼくの小鳥ちゃん

江國香織/著

605円(税込)

発売日:2001/11/28

  • 文庫

冬の物語を書きました。あたたかいお部屋のなかで読んで下さい。――江國香織。

雪の朝、ぼくの部屋に、小さな小鳥ちゃんが舞いこんだ。体長10センチ、まっしろで、くちばしときゃしゃな脚が濃いピンク色。「あたしはそのへんのひよわな小鳥とはちがうんだから」ときっぱりいい、一番いいたべものは、ラム酒のかかったアイスクリーム、とゆずらないしっかり者。でもぼくの彼女をちょっと意識しているみたい。小鳥ちゃんとぼくと彼女と。少し切なくて幸福な、冬の日々の物語。

書誌情報

読み仮名 ボクノコトリチャン
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 144ページ
ISBN 978-4-10-133918-4
C-CODE 0193
整理番号 え-10-8
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 605円

著者プロフィール

江國香織

エクニ・カオリ

1964年東京生まれ。1987年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、1989年「409ラドクリフ」でフェミナ賞を受賞。以後、坪田譲治文学賞、紫式部文学賞、路傍の石文学賞、山本周五郎賞の受賞を経て、2004年には『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞。さらに島清恋愛文学賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞を受賞。近作に『去年の雪』『ひとりでカラカサさしてゆく』など。

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