
まゆみのマーチ―自選短編集・女子編―
649円(税込)
発売日:2011/08/30
- 文庫
たぶん、あたしは今、ちょっとずつ大人になっている。重松清から君たちへ。少女たちに伝えたい物語、全六編。新作「また次の春へ――おまじない」を特別収録。
まゆみは、歌が大好きな女の子だった。小学校の授業中も歌を口ずさむ娘を、母は決して叱らなかった。だが、担任教師の指導がきっかけで、まゆみは学校に通えなくなってしまう。そのとき母が伝えたことは──。表題作のほか、いじめに巻き込まれた少女の孤独な闘いを描く「ワニとハブとひょうたん池で」などを含む、著者自身が選んだ重松清入門の一冊。新作「また次の春へ」を特別収録。
目次
まゆみのマーチ
ワニとハブとひょうたん池で
セッちゃん
カーネーション
かさぶたまぶた
また次の春へ――おまじない
ワニとハブとひょうたん池で
セッちゃん
カーネーション
かさぶたまぶた
また次の春へ――おまじない
刊行にあたって
書誌情報
読み仮名 | マユミノマーチジセンタンペンシュウジョシヘン |
---|---|
シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 336ページ |
ISBN | 978-4-10-134929-9 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | し-43-19 |
ジャンル | 文芸作品、文学賞受賞作家 |
定価 | 649円 |
著者プロフィール
重松清
シゲマツ・キヨシ
1963(昭和38)年、岡山県生れ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。1991(平成3)年『ビフォア・ラン』でデビュー。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、同年『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞。現代の家族を描くことを大きなテーマとし、話題作を次々に発表している。著書は他に、『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『きみの友だち』『カシオペアの丘で』『青い鳥』『くちぶえ番長』『せんせい。』『とんび』『ステップ』『かあちゃん』『ポニーテール』『また次の春へ』『赤ヘル1975』『一人っ子同盟』『どんまい』『木曜日の子ども』『ひこばえ』『ハレルヤ!』『おくることば』など多数。
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