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ビタミンBOOKS―さみしさに効く読書案内―

重松清/著

781円(税込)

発売日:2022/09/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

シゲマツさん、何を読んだらいいですか? 文庫解説の名手が選んだ心に響くブックガイド。

さみしい時こそ、本を読もう――。文庫解説の名手が紹介する本の楽しみ方とは。活躍中の作家たちの傑作を読むと、同じ時代に生きていることが嬉しくなる。渾身のノンフィクションは、現実に向き合う力をくれる。太宰や三島など文豪の名作も、きっと身近に感じられる。励まし、教え、時に人生の指針も与えてくれる本に出会うための一冊。『読むよむ書く 迷い多き君のためのブックガイド』改題。

目次
つい自分を語った 1
矢沢永吉 『成りあがり』
背中を描く
五木寛之 『新装決定版 青春の門 筑豊篇』
伊集院静 『駅までの道をおしえて』
小池真理子 『望みは何と訊かれたら』
糸井重里 『ほぼ日刊イトイ新聞の本』
宮本輝 『草原の椅子』
南木佳士 『草すべり その他の短篇』
小沢昭一 『老いらくの花』
永田和宏 『歌に私は泣くだらう』
東海林さだお 『アンパンの丸かじり』
つい自分を語った 2
岡崎武志 『上京する文學』
まなざしを描く
みうらじゅん 『愛にこんがらがって』
恩田陸 『六番目の小夜子』
宮部みゆき 『理由』
角田光代 『キッドナップ・ツアー』
窪美澄 『ふがいない僕は空を見た』
木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
酒井順子 『金閣寺の燃やし方』
柚木麻子 『ナイルパーチの女子会』
つい自分を語った 3
近藤雄生 『吃音』
足腰を描く
鎌田慧 『新装増補版 自動車絶望工場』
稲泉連 『僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由』
西岡研介 『「噂の眞相」トップ屋稼業』
松本創 『軌道』
森達也 『東京番外地』
上原隆 『晴れた日にかなしみの一つ』
つい自分を語った 4
中上健次 『中上健次選集11』
残像を描く
川端康成 『伊豆の踊子』
三島由紀夫 『潮騒』
太宰治 『晩年』
有島武郎 『一房の葡萄』
開高健 『オーパ! 直筆原稿版』
草野心平 『草野心平詩集』
石垣りん 『永遠の詩5 石垣りん』
文庫版あとがきにかえて
坪内祐三 追悼評論 「庭の離れのあるじに捧ぐ」

書誌情報

読み仮名 ビタミンブックスサミシサニキクドクショアンナイ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 木内達朗/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 400ページ
ISBN 978-4-10-134941-1
C-CODE 0195
整理番号 し-43-31
定価 781円
電子書籍 価格 781円
電子書籍 配信開始日 2022/09/28

著者プロフィール

重松清

シゲマツ・キヨシ

1963(昭和38)年、岡山県生れ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。1991(平成3)年『ビフォア・ラン』でデビュー。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、同年『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞。現代の家族を描くことを大きなテーマとし、話題作を次々に発表している。著書は他に、『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『きみの友だち』『カシオペアの丘で』『青い鳥』『くちぶえ番長』『せんせい。』『とんび』『ステップ』『かあちゃん』『ポニーテール』『また次の春へ』『赤ヘル1975』『一人っ子同盟』『どんまい』『木曜日の子ども』『ひこばえ』『ハレルヤ!』『おくることば』など多数。

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