わたしがいなかった街で
649円(税込)
発売日:2014/11/28
- 文庫
- 電子書籍あり
わたしは、かつて誰かが生きた場所を、生きている――。新芥川賞作家の比類なき軌跡。
離婚して1年、夫と暮らしていたマンションから引っ越した36歳の砂羽。昼は契約社員として働く砂羽は、夜毎、戦争や紛争のドキュメンタリーを見続ける。凄惨な映像の中で、怯え、逃げ惑う人々。何故そこにいるのが、わたしではなくて彼らなのか。サラエヴォで、大阪、広島、東京で、わたしは誰かが生きた場所を生きている――。生の確かさと不可思議さを描き、世界の希望に到達する傑作。
目次
わたしがいなかった街で
ここで、ここで
ここで、ここで
解説 辻原登
書誌情報
読み仮名 | ワタシガイナカッタマチデ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 336ページ |
ISBN | 978-4-10-137642-4 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | し-64-2 |
ジャンル | 文芸作品、文学賞受賞作家 |
定価 | 649円 |
電子書籍 価格 | 605円 |
電子書籍 配信開始日 | 2015/05/29 |
著者プロフィール
柴崎友香
シバサキ・トモカ
1973年大阪府生まれ。2000年に刊行されたデビュー作『きょうのできごと』が行定勲監督により映画化され話題となる。2007年『その街の今は』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞、咲くやこの花賞、2010年『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞、2014年に『春の庭』で芥川賞を受賞。小説作品に『ビリジアン』『パノララ』『わたしがいなかった街で』『週末カミング』『千の扉』、エッセイに『よう知らんけど日記』『よそ見津々』など著書多数。
判型違い(単行本)
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