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白洲正子/著

605円(税込)

発売日:2011/12/26

  • 文庫

当てもなく歩くのは、私の得意とするところ。伊勢、宇治、比叡などを訪ねる歴史紀行の傑作。

当てもなく歩くのは、私の得意とするところ――。大和から伊勢大神宮を目指し、いくつもの峠を越えて辿った古の道。暗い林から出て眼にした、三日月のもと濃い山の影が刻々と下界を浸していく、生涯忘れることの出来ない眺め。石仏に招かれ、奈良の山奥の寺を訪ね歩くうちに体感した、古代人のおおらかさ。日本文化の根幹を見つめ、古代と現代を瞬時に射抜く、珠玉の歴史紀行。

目次
本伊勢街道を往く
日本の橋
春日(はるひ)の春日(かすが)の国
桜川匂ひ
平等院のあけぼの
「能」のかたち
鎌倉街道を歩く
比叡山 回峰行
あとがき
解説 青柳恵介

書誌情報

読み仮名 ミチ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 260ページ
ISBN 978-4-10-137912-8
C-CODE 0195
整理番号 し-20-12
ジャンル エッセー・随筆、歴史・地理・旅行記
定価 605円

著者プロフィール

白洲正子

シラス・マサコ

(1910-1998)1910年東京生まれ。幼い頃より能を学び、14歳で女性として初めて能舞台に立ち、米国留学へ。1928年帰国、翌年白洲次郎(1902〜1985)と結婚。古典文学、工芸、骨董、自然などについて随筆を執筆。『能面』『かくれ里』『日本のたくみ』『西行』など著書多数。1998年没。

判型違い(単行本)

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