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ものを創る

白洲正子/著

605円(税込)

発売日:2013/10/29

  • 文庫

むしょうに「人間」に会いたくて、むしょうに「美しいもの」にふれたかった。魯山人、青山二郎、黒田辰秋――。巨匠たちを訪ねた芸術家訪問記。

戦争で日本が何もかも失った時代に、むしょうに「人間」に会いたくて、むしょうに「美しいもの」にふれたかった──。人間の弱点という弱点をしょいこみ、かたわら美しい作品を生んだ魯山人の、知られざる生い立ち。陶芸家、浜田庄司を益子に訪ねたことから見えてきた、利休の真髄。人知を超えた鍛錬を経てその道を究めた芸術家たちに肉薄し、血肉の通った文章で綴られた美の本質。

目次
人と芸術
北大路魯山人
浜田庄司
井上八千代
梅若實
吾妻徳穂
笹部新太郎
梅原龍三郎
人ともの
広田煕
青山二郎
細川護立
安田靫彦
鳥海青児
人と作品
黒田辰秋
あとがき

文庫刊行に寄せて 牧山桂子

書誌情報

読み仮名 モノヲツクル
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 258ページ
ISBN 978-4-10-137913-5
C-CODE 0170
整理番号 し-20-13
ジャンル ノンフィクション、芸術一般
定価 605円

著者プロフィール

白洲正子

シラス・マサコ

(1910-1998)1910年東京生まれ。幼い頃より能を学び、14歳で女性として初めて能舞台に立ち、米国留学へ。1928年帰国、翌年白洲次郎(1902〜1985)と結婚。古典文学、工芸、骨董、自然などについて随筆を執筆。『能面』『かくれ里』『日本のたくみ』『西行』など著書多数。1998年没。

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