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へんろ宿

藤原緋沙子/著

693円(税込)

発売日:2020/10/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

江戸は両国橋近く、回向院前の安宿「へんろ宿」にはわけありの旅人がやってくる……。

江戸回向院前の「へんろ宿」には訳ありの旅人がやってくる。剣の達人で旗本の嫡男だった市兵衛と一弦琴の名手の佐和夫婦が安い宿賃ながら心を込めてもてなす――。死期迫る浪人が江戸で最後の願いを遂げるべく投宿するが(表題作)。江戸藩邸内で消息を絶った父親を救いに関所を躱してやってきた娘(「名残の雪」)。実直そうな紙商人が宿に戻ってこない(「通り雨」)。心打つ傑作四編、新シリーズ開幕。

目次
へんろ宿
名残の雪
蝉の時雨
通り雨
解説 縄田一男

書誌情報

読み仮名 ヘンロヤド
シリーズ名 新潮文庫
装幀 はぎのたえこ/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 320ページ
ISBN 978-4-10-139165-6
C-CODE 0193
整理番号 ふ-46-5
ジャンル 歴史・時代小説
定価 693円
電子書籍 価格 649円
電子書籍 配信開始日 2020/10/28

著者プロフィール

藤原緋沙子

フジワラ・ヒサコ

高知県生れ。立命館大学文学部卒。人情時代小説の名手として、リアリティあふれる物語空間の創出、意外性に満ちたストーリー、魅力的な人物造形などが高く評価される。主な作品に『茶筅の旗』『番神の梅』『龍の袖』等、また代表的なシリーズに『藍染袴お匙帖』『隅田川御用帳』『橋廻り同心・平七郎控』『見届け人秋月伊織事件帖』『浄瑠璃長屋春秋記』『渡り用人片桐弦一郎控』『人情江戸彩時記』『千成屋お吟』『切り絵図屋清七』『秘め事おたつ』『へんろ宿』等がある。

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